第5回 公認心理師試験と今後の予見 [心理]
公認心理師のための「心理支援」講義 (臨床心理フロンティア)
- 出版社/メーカー: 北大路書房
- 発売日: 2022/07/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
今回の公認心理師試験は、所謂Gルート受験生の最後の受験機会でもある。受験生は、学習に熱を入れておられる様子で、第三回までの平均点よりも上昇がみられ、合格点も修正が入っている様子である。
当呟きをご覧になり質問を受ける機会があるが、そもそも現場での臨床経験及び、スーパービジョン、研修の機会に発生した質問や気づきを呟いていて、限りなく具体的妥当性を追い求めた結果であるため、くれぐれも受験前には、参考にされない方が良いと思われる。
但し医療、教育、産業、福祉、法律等の実践場面において、クライエント、保護者、他機関、や同僚スタッフとの間で生ずる特に人間関係への対処法について、結果的に役立つ情報が記載されているといったフィードバックが各方面から戴けるのは幸いなことである。
もっとも公認心理師制度となり、守秘義務や主治医との関係性が倫理のレベルを超え、 法的に規定されているため、率直な心の呟きも益々慎重に開示しなければいけないと感じている。
第5回公認心理師試験での結果で良好な評価が得られた方も、当初より記念受験を自覚している方も、合格点擦れ擦れで祈念受験となった方も、受検に向き合う際には、必ず、心理学、臨床心理学の基本概念と公認心理師法の法文に戻ることが求められる。基本概念や法文に戻ると、必ずしも臨床現場では、適応されるとは限らない体験をするかもしれない。また、臨床経験の豊富な心理士に限って、自らの経験を踏まえた直感を根拠に回答すると、国歌試験では、誤答となることが多くなると感じている。
第五回公認心理師試験を拝見してみた。第一聞目から躓きそうな問題が出題されている。しかし誤答であることも疑いながら、法文に戻ると自ずから正答が導き出されると感じた。その後の問題も基本概念に戻ると正答に辿り着くのは、同様であると思う。
第5回公認心理師試験午前問題(問1~77) - YouTube
第六回公認心理師試験以降は、心理学の教育課程において、正規の教育を受けた受験生により、受験されることになることから、自ずから平均点は上がると思われる。心理学、臨床心理学を軸とする諸理論を学びぬいた方々がチャレンジする場となるため、合否を決する基準を設定する判断が苦渋の決断となることもあると思われる。大切なことは、現場体験を積み重ねてきたGルート受験生の強みを加えていく必要があると思われる。
大切なことは、公認心理師有資格者であったからと言って、クライエントの支援のためにCounseling技法を展開できるCounselorであるとは言えないということは、本呟きでも幾度となく呟いてきた真実である。
もっとも、自称Counselorを名乗る身近な無資格相談員が正確な臨床に関する知識と経験がないために素人判断で、病態水準の読みを誤り、クライエントの治癒を妨げてしまうこと、心理士(師)有資格者との連携を欠く危険があることは、今後も注視していかなければならない。
業務の合間の会話で知ることとなった心理士(師)の個人情報を漏らし、大学の非常勤講師の募集の際、経歴情報に役立てる流れになるようでは、年度後半のクライエントの対応にも期待でできるものではないし、仮に公認心理師の受験をすることができても守秘義務という法的義務を侵す存在となるため、資格取得の前提要件を欠くこととなる。
【最新版・解答】「第5回公認心理師試験」2022年7月 PDF解答速報と講評 | ForestLifeNews (forest-life-japan.com)
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