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身近な相談員の外部連絡への対応姿勢 [心理]

SⅭの場で外部連絡に迅速に対応する相談室は秀でた空間である。

電話応対技能検定(もしもし検定)1・2級公式問題集 2016年版

電話応対技能検定(もしもし検定)1・2級公式問題集 2016年版

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2016/06/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 
 
 
 
 
 

時折、SCが外部から、相談室に連絡を入れることがある。その折、迅速に相談員や支援員の方が対応するケースと、そうではない場面がある。相談員不在の際、着信が残ることが望ましいが、そうではない場合には、連絡した人から連絡が通じないストレスを抱えることになる。組織は、極力、連絡時の連携が可能になるように、複数の人員を配置している。しかしながら、複数の人員を配置していても、何度連絡を入れても対応することができなかったり、相談員不在の場合、電話のコールを聞きながらも、連絡に出ない方もおられる。

 他方で、他勤務地から時間限定でかけているにも関わらず、要支援生徒への対応を細かく聞いてくる過度に依存性の高い相談員もいる。応用が効きにくいケースだが、見立てが伴う場合は、SCに報告されていないご家族の事情もあるため、そのような場合は、ここから先は失礼しますと電話を切ることも必要である。

 SC訪問時、相談員と連携がある相談室では、クライエントからの問い合わせに、迅速に対応することができる。それは、SCの判断に加え、相談員も短時間の中で確実な判断をしている。電話相談では、複数の問合せが集中することが多い。それゆえ、一本の相談では、長くとも15分に留めることが望ましい。他方で、相談員の中には、一人のクライエントの電話相談を延々と、30分以上、時折、一時間近く、相談に応じている光景を見かけることがあり驚くことがある。それは、クライエントの主訴を聴き、問題をアセスメントし、必要な言葉で、迅速に応えるスキルが欠落しているからである。優れた相談員は、短い言葉で、結論から手短に話していく力を持っているため、短時間の間で、複数の電話をとることができる。また、支援員との連携もうまく行われているため、相談員不在時も、支援員が電話対応して下さり、迅速につないで下さる印象がある。

 クリニックの場合には尚更であるが、スクールの場では、数多くの保護者、児童生徒を対応する必要性が不可欠であるため、一つ一つの的確な判断が数多くのケースを解決や連絡調整に導く。しかし、電話相談に30分以上かける相談員や、SCや相談員不在時、支援員からの支援が得られない相談室では、時機をみて、運営の方法を見直さなければならない時が訪れる。背景には、ケースに応じた正確なアセスメント力が必要であるが、場当たり的で、理論的根拠が希薄な見立てがあると言わざるを得ないことを省みる今日この頃である。

http://satheal.blog.so-net.ne.jp/2016-09-07

http://satheal.blog.so-net.ne.jp/2015-06-21

<追記>身近な相談員の中には、生徒の対応の際、逆転移等が生徒のリストカットや過量服薬を深めている事実に気づいていない方がおられる。SCの指摘に「今後も宜しくご指導お願いします」と机上にメモを残しつつ、自己不全感を管理職には、周囲に当たる形で全く反対の意思を伝えていることがある。まさに自己不一致であり、臨床技術の未熟さによる自己不全感を解消できず周囲に当たる陰性転移が生じているため、距離化する等今後の対応には、十分注意する必要がある。生徒は、速やかに医療対応に切り替える助言をして安全を図るが、相談員には、率直に「私は、あなたの父親ですか?」と伝えたい。

 心理士(師)との連携姿勢欠如がもたらすもの:岡ちゃんの心のつぶやきノート:SSブログ (ss-blog.jp) 


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