南こうせつコンサート [学び]
南こうせつさんのコンサートにうかがう機会に恵まれた。
伊勢正三コンサート:岡ちゃんの心のつぶやきノート:SSブログ (ss-blog.jp)
未解決の課題が果された。以前、予約したコンサートが諸事情で流れて、ここ数年、開催機会をうかがっていた。この度のテーマは、「夜明けの風」。コロナ禍の苦悩の中、自分の生きざまを振り返る中で、こうせつさんが作曲した曲である。今回のコンサートで感じたことは、ここ数年で友達と別れた悲しみや喪失感を胸に聴衆を前に語る中で、作詞・作曲家に思いを馳せ、歌に乗せていった。かぐや姫時代の銘曲に加え、地元大分から東京に出てきた時のエピソードをしみじみと語ってくれた。
御年75歳、今までになく生と向き合うニュアンスが強くのこった。歌を歌う度にその頃の瞬間に記憶が戻り、私たち聴き手の体験とつながるという言葉が印象的だった。スタートからアンコールまで誰でも口ずさむ曲に加えて、全く知らない曲もあり、こうせつさんのことをまだまだ知らないと改めて思った。
全ての曲の中で自身の心をとらえて離さないのは、「マキシーのために」だった。学生運動の時W大学で警察権力と戦った「ピラニア」と異名をとった女性活動家のエピソードを喜多條氏が輝く星に例えたと自身は、勝手に解釈している。この曲がいつ聞いても一番心に響いてくるのはなぜだろうと考えている。
2024年9月、サマーピクニックが武道館で開催されることを聴いた。ラストとは言わずに歌い続けて欲しい。きっと、皆さんがそれを望んでいると思います。最後の曲が終わる瞬間、「こうせつ有難う!」と叫んだ3回目の時、自身の方向を向いて下さり、非言語のメッセージを送って下さったと感じたのは私だけだったのか。
伊勢正三コンサート:岡ちゃんの心のつぶやきノート:SSブログ (ss-blog.jp)
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