心理臨床過程における面接技法の適用 [心理]
如何に先進的な面接技法でも、CLに合った技法であることが重要である。
カウンセリングの技術―ハーバート・ブライアンの例を中心として (ロージァズ全集)
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統合的なカウンセリングと心理療法への招待:クライエントの多様性に応える
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心理臨床の世界では、様々な技法があるが、行動科学の技法も含め、先進的であることを唱えるケースがある。確かに、今日では、何百という面接心理技法があると言われている。しかしながら、いかに先進的を標榜する技法であり、科学的な研究を経て導きだされたものであっても、当のCL本人に合った技法でなければ、効き目は少ない。Counselorのガイダンスから心理面接に入る中で、CLが覚めている瞬間がある。その時、Counselorが今まさに行おうとしている技法が目の前のCLに適合していないことを直ちに自覚し、速やかに切り替える判断が必要である。その時、実は、古典的技法に遡り、適用すると効果的である場合がある。過去、超ベテランCounselorにCLを紹介した事案で、上記のようなケースがあったことを再び想起した。
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