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悲願―白河の関を越えた夏 【追記】 [学び]

104回 全国高校野球選手権大会は、3年ぶり有観客試合の中で各試合、3万人を超える観客が見守る中、全大会の日程を終えた。


決勝で仙台育英(宮城)が下関国際(山口)に8―1で勝利し、春夏通じて東北勢13度目の挑戦で初めて悲願の優勝を遂げた。東北勢としても春夏を通じて10度目の決勝戦挑戦で勝利し始めて白川の関越えを果たした。



第104回全国高校野球選手権大会総決算号 2022年 9/15 号 [雑誌]: 週刊ベースボール 増刊

第104回全国高校野球選手権大会総決算号 2022年 9/15 号 [雑誌]: 週刊ベースボール 増刊

  • 出版社/メーカー: ベースボールマガジン社
  • 発売日: 2022/08/26
  • メディア: 雑誌



【動画】熱闘甲子園 第14日(8月22日) - スポーツナビ「バーチャル高校野球」 (yahoo.co.jp)koshien.jpg


【動画】熱闘甲子園 第14日(8月22日) - スポーツナビ「バーチャル高校野球」 (yahoo.co.jp)


仙台育英 優勝インタビュー が泣ける 第104回全国高校野球選手権大会 2022.8.22 NHK放送 - Bing video


須江航監督・選手 優勝インタビュー [ 甲子園決勝 下関国際 vs 仙台育英] - Bing video

仙台育英は、4回に1点を先制すると、5番、岩崎生弥内野手(3年)が4-1の7回・1死満塁、左翼スタンドへ満塁本塁打を放った。仙台育英今大会初本塁打。決勝での満塁弾は90回大会の奥村選手(大阪桐蔭)以来4本目だった。


 登録投手の5人すべて140㎞を超える仙台育英の先発は、これまで一失点の斎藤蓉投手。下関国際の古賀投手との投げ合いで3回まで互いに無失点を重ねた。下関国際の打者は、指1本分短くバットを握り、振り幅が小さくミートを意識しノーステップでバットを振ってくる。2回裏ツーアウトで、森選手からセンター前に両チーム初ヒットが生まれた。 しかし斎藤蓉投手の切れ味鋭いボールで三振を取り、得点にはつながらなかった。


4回裏 仙台育英は、2番 山田脩也選手がインコースの球を鋭くレフト方向に振りぬき、二塁打を放った。3番森蔵人選手が送り初球からバントで3塁進塁。斎藤陽選手が下関国際古賀投手から初球スライダーをライト前にタイムリーを放ちランナー生還、仙台育英が1点先制した。その後5回裏、斎藤蓉選手がセンター前にヒットを放った。その後古賀投手がワイルドピッチで2塁進塁後進塁打。2アウト3塁に進塁後、甲子園で21打数9安打の 1番橋本航河選手が古賀投手のスライダーを捉えセンター前に運び1点を追加し2対0となった。一塁ランナーがDelayedstealで2塁に進塁。山田脩也選手が低めのスライダーをセンター前に運び、1点追加、3対0となった。下関国際は、ショートを守っていた背番号6番の仲井慎投手が古賀投手を引き継ぐ。6回表、16打数8安打5割、一番の赤瀬健心選手が右中間にスリーベースを放ちノーアウト3塁。仲井投手が右方向に放ち一塁ゴロの間に3塁ランナーがホームに帰り3対1となった。


 試合が再び動いたのは7回裏、仙台育英9番尾形樹人選手が右肘をかすめデッドボールで一塁。1番橋本航河選手が右中間を破る三塁打を放ち4点目が入り4対1となった。続く山田脩也選手はフォアボールでノーアウト、一塁、三塁。2番森蔵人選手は、偽装スクイズで1塁走者が2塁進塁。動揺もあったのか仲井投手の投じた玉はデッドボールを生み満塁となった。 岩崎選手は、地方大会では、ベンチ入りできなかったが、甲子園本大会を迎えると2、3回戦ではともに代打で計4打点。「打席に入る前、天国にいる祖父に『力を貸してくれ』と思った。打った瞬間、行けと思いました」。初優勝を決定付けた値千金の満塁弾だった。9回表、高橋投手が最後のバッターをサードゴロで打ち取った瞬間、ファーストミットでウイニングボールを受けたのも岩崎選手だった。チームを率いる須江航監督(39)は東北6県の思いや、これまで決勝で散ってきた多くの方々の思いを胸に戦ったと述べ、春夏通じて100校目の優勝校として、悲願の“白河の関越え”を果たした。東北にはじめて深紅の大優勝旗がやってくる。2011年の東日本大震災から11年、東北の記憶を喜びの記憶に書き換える機会につながることだと感じた。


     未解決の課題を果たし完結させた。


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白河の関を越える戦い:岡ちゃんの心のつぶやきノート:SSブログ (ss-blog.jp)


【動画】熱闘甲子園 第14日(8月22日) - スポーツナビ「バーチャル高校野球」 (yahoo.co.jp)


感動!仙台育英・須江監督 優勝インタビュー『青春って密なので』この言葉に子供たちへの愛を感じた! - Bing video


 歓喜の瞬間から一夜明け、仙台育英の“東北勢初優勝”の快挙に著名人からも祝福メッセージが続々と!閉会式の映像と共に一部まとめてみた - YouTube


 【追記】


須江監督が仙台育英野球部監督に就任後『レギュラー選別基準の可視化』に取り組んだと言われる。 右投手の場合であれば最低135キロ以上、左投手130キロ以上、野手は一塁到達タイムの最低目標は3.85秒未満、スイングスピードは最低140キロ以上。試合に出るための基準を明確化し選手に説明したという。練習試合でも選手のデータを徹底管理することによって、選手の目標が定まり、努力する方向性が分かる。公平であることからメンバー間で健全な競争が生まれ、全員が納得して、誰もが上を目指せる環境が整う。監督の明確な判断基準の実践が選手に対し、チーム運営に関するコンセンサスを生み、公平感に基づく、練習の動機付けと選手間の信頼感を生み、チームの結束力を生むグループダイナミクスが生まれたのだと思う。


連投で隠せなかった疲労 下関国際・仲井の悔い 夏の甲子園 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース


高校野球 夏の甲子園 仙台育英が初優勝 優勝旗 白河の関越え初の東北 | NHK | 高校野球


 


 また、須江監督は、優勝直後のインタビューの中で、全国の高校生に拍手を送ってくださいといった旨のコメントを寄せた。コロナ禍の中で、あれもダメ、これもダメと言われる状況の中で、どんな時でもあきらめないで、数々の試練を乗り越えてきた。下関国際や大阪桐蔭高校を目指して厳しい練習を続けてきた。今日、優勝して甲子園の場にいられるのは、偶々、仙台育英学園だったとも語られた。高校生の青春は『蜜』なのですという言葉にも凝縮されていた。


感動!仙台育英・須江監督 優勝インタビュー『青春って密なので』この言葉に子供たちへの愛を感じた! - Bing video


須江航監督・選手 優勝インタビュー [ 甲子園決勝 下関国際 vs 仙台育英] - Bing video


仙台育英、優勝を報告 - Bing video


 限られた状況の中で、許される範囲を自らが見出し、チームの中でコンセンサスを獲得し、自己決定でチームの優勝に向けて全力を尽くす生徒を生み出した。それは偶然だったのかもしれない。しかし心理臨床の場になぞらえると、監督がグループカウンセリングのファシリテーターとして時機を読まれ、的確に導いたからと言えなくはないだろうか。勿論、紙一重で下関国際や他のチームにも優勝に辿り着く可能性はあった。しかし今度ばかりは、陸路での優勝旗の凱旋について、東北勢の思いを一身に背負い、白河の関を乗り越えたのではなかったであろうか。下関国際も今回優勝したとすれば、柳井高校以来、68年目だったと聞いている。初優勝のチームだけではなく、久しく全国優勝から離れているチームは、野球ばかりではなくサッカーをはじめ全てのスポーツに言えると思う。


優勝したチームの監督と、選手は声を揃えて次の言葉を答える。「最後まであきらめなかった」という言葉を!!


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