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訪問心理士(師)の役割と支援の範囲 [心理]

訪問心理士(師)の役割は、設置された目的のためにCLの心理支援やアセスメントに適切に対応することである。


例えば、SchoolCounselorは、学校臨床心理士として児童生徒の心理支援をすることが本来の役割である。他方で、学校の構成員である指導者が個人的な悩みや時に労働条件をはじめ人事労務管理に関する支援を求めて訪れる場合がありうる。しかしSCが後者まで介入すると児童生徒の心理支援という本来の目的と矛盾する結果となる。心理士として、一定の主訴を伺った後、訪問制度の趣旨をフィードバックし、医療や産業の心理士(師)に相談に行かれることを助言することが適切である。管理職が訪問内容を聞いた際、児童生徒の対応とは異なる指導者の個人的な悩みに関する支援法を心理士に示唆したり指示したりすることは、本来の枠組みを逸脱することで本末転倒となる。ここで、SchoolCounselorは、産業Counselorではないこと、領域における支援内容の差を関係者は、省みる必要がある。そのためにも、SCと指導者との間を取り持つ職員は、予約の受付をする際、真のCLである児童生徒の所属先と名称、主訴の概要を検めて確認し予約簿に記入、訪問日当日に備える必要がある。


 スクールカウンセリングは、産業カウンセリングではなく、産業カウンセリングはスクールカウンセリングではない。それぞれの専門特化した心理士(師)が存在する。仮に費用がかかっても専門家にリファーする判断が適切である。




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