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心理士(師)の心身調整力 [心理]

暑い夏が続いている。心理士(師)にとっては、心理支援においてクライエントへの配慮、コロナ対策はもとより、それに増して自らの体調管理が必要である。

BRAIN DRIVEN ( ブレインドリブン ) パフォーマンスが高まる脳の状態とは BRAIN DRIVEN パフォーマンスが高まる脳の状態とは

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  • 作者: 青砥瑞人
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2020/09/25
  • メディア: Kindle版

対人援助職に効く ストレスマネジメント ―ちょっとしたコツでココロを軽くする10のヒント

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  • 作者: 竹田伸也
  • 出版社/メーカー: 中央法規出版
  • 発売日: 2014/12/10
  • メディア: 単行本
心理士(師)が、朝相談室をスタートする時には、ルーティーンの作業がある。窓を開け新鮮な空気を入れ換気、机と椅子の除菌消毒、適切な温度調整を行い空調管理を行う。クライエントが強迫性の症状をお持ちの方は、少しの塵でも気にされるため折に触れ清掃をする。その他、面接時にクライエントが面接に心地よく集中できるように細かな配慮を行う必要がある。

 その中で日々クライエントに接する心理士(師)は、何よりも自らの体調管理に気を配る必要がある。元来、体力に自信のある体質を持っていても、臨床場面での心理面接を続けていると、所謂共感疲労が蓄積し、特に病態水準の重度の方の対応をしていると、1週間、半月、1カ月と続くうちに、精神疲労の蓄積から身体的ダメージを受けるおそれがある。臨床心理経験を年々積み重ねると、クライエントの行動特性から今後の対応を概ね見通すことができるが、人格障害のクライエントに加え、他者への攻撃性が強い保護者も訪れることになれば、誠実に対応する心理士(師)の心にもダメ―ジが蓄積してくる。大切なことは、適切な運動と気分転換、日々の栄養・睡眠管理が重要である。それに加え、心理士(師)固有のカウンセリング・心理技法に根差したストレスマネジメント・コーピング技術を修得し、適切に実践することが重要となってくる。

 中堅からベテランと言われる経験を積み重ねる中で、若い心理士(師)から質問を受ける機会が多くなってきた。自身は、image管理と呼吸法が重要と捉え、簡易型脳波測定器を活用しながら、セルフモニタリングを行う中で、日々実践しているが、読者の希望があれば、本稿においても時折触れることとしたいと感じている。


ストレスマネジメント-実践的セルフケア

ストレスマネジメント-実践的セルフケア

  • 出版社/メーカー: 新興医学出版社
  • 発売日: 2019/04/15
  • メディア: 単行本



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