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自己愛性・演技性が試合結果にもたらす影響 [心理]

東京五輪2020の競技が開始された。サッカーU24代表の南アフリカ戦にみられたように、選手のoveractionに惑わされず審判が公正な判断を下すことはもとよりであるが、気がかりなことは、審判、選手の自己愛性・演技性心理特性が試合の展開を決定的に左右する危険があることである。

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先ず、サッカー南アフリカ戦の主審の判断が、南アフリカびいきで、Overactionにいちいちイエローカードを切る等、明らかに不公正であったことは、明白であり、別稿に記したが、主審が試合を左右する判断を行う権限があるという自己愛性の要素である「特権意識」が背景にあるものと解さざるを得ない。IMG01690.jpgIMG01686.jpg


次に女子ソフトボール、メキシコ戦で主審にボールが当たった場面があった。直後ボールが当たった主審は、苦悶の表情で5分以上の時間を使って自らが蘇生するまで周囲を待機させた。日本代表の上野投手が良いペースで投げていたが、直後から、ペースを乱され相手方の得点につながる結果となった。そもそも審判は、主審と言えど予備の審判を用意していたはずである。しかしながら自ら試合を続けるために多くの時間を費やして周囲を待たせ、結果として、ピッチャーのテンポを崩してしまった。


(1)自分が注目の的になってしない状況では楽しくない。

(4)自分への関心を引くために身体的外見を一貫して用いる。

(6)自己演技化、芝居がかった態度、誇張した情動表現を示す。

(8)対人関係を実際以上に親密なものと思っている。


等、以上の演技性パーソナリティ障害の要素に当たる外形があると捉えざるを得ないと感じた。


続いて、サッカー日本代表女子の試合-カナダ戦のゴールキーパーラビ選手である。日本が先制された後、田中選手がペナルティエリアに駆け込みシュートを妨げられる形で相手方キーパーが妨害し、penaltykickを獲得した。しかしながら自ら故意に妨害行為を行い、田中選手と衝突した結果で、結果として負傷退場となった。もっとも5分以上経過した後に田中選手がペナルティーkickを強いられたことで、田中選手は演技性が色濃く表れたキーパーの術中にはまってしまった。自己愛性・演技性の色彩が色濃く表れたゴールキーパーのパフォーマンスにまんまと自らのペースを飲み込まれ結果的に得点を決める結果を阻害された形で、心理的な誘導に導かれたと言わざるを得ない。

 確かに、あの時は、田中は岩淵にキッカーを譲ることが必須だった。厳しい指摘かもしれないが、自国開催の五輪は、参加することだけに意義はなく、結果が全てであるため、逃げないでいたかったということは言い訳にしかならない。コロナ禍の中多額の税金を投じて参加が許されたのであるから確実な道を選択しなければならない。




   その後24日のイングランド戦では、ボールポゼッション率3割程度が後半に続いた。結果、日本キラーのホワイト選手ににヘディングで後ろ向きのシュートだった。この試合でも田中は決定的な場面でシュートを外した。数少ないチャンスにゴールできないのは致命症となる。後半70分過ぎの岩淵が投入されたが時すでに遅しである。groupstage突破は風前の灯となった。ここにきて、カナダ戦でのPKの失敗が大きくクローズアップされてくることになった。




 (1)自分が重要であるという誇大な感覚(3)自分が特別であり、独特であり、他の特別な又は地位の高い人達(団体)だけが理解しうる、または関係があるべきだと信じている。(4)過剰な賛美を求める。(5)特権意識、(6)対人関係で相手を不当に利用する。(7)共感の欠如(他人の気持ち及び欲求を認識しようとしない)等々、自己愛性パーソナリティ障害の基準に当てはまる要素が強いと感じる。


確かに自分が負傷してもPKを止めたことに賞賛が集まっていることは、先のソフトボールの女性審判にも言えることであるが、しかしながら競技の円滑な進行と公平な審判を意識するならば両者とも速やかに交代の判断をする必要があった。それが難しかったのは、自分の存在を誇大に捉える慈愛願望欲求に支配されていることに加え、上記の自己愛性・演技性パーソナリティーの要素に少なからず該当するからではないかと推察している。


 東京五輪2020が開幕した。今後もこのような不公正な審判の裁定や自招危難的な事故により競技の時間が延び結果的に相手チームのペースに巻き込まれるケースが出てくると思う。記憶の中ではシドニー五輪の柔道無差別級の審判の裁定や第一回WBCの米国戦でのディビットソンの裁定が蘇ってくるが、今はVAR判定ができるのであるから、組織委員会は、くれぐれも厳密な裁定に導く中で、自己愛性・演技性の要素が見え隠れした不公正な裁定を徹底的に見極め、撲滅して欲しいと切に感じている。

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