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おかえりモネの背景にある 実は守らなければいけないもの [学び]

コロナ禍で観光が大打撃を受ける中、夏に向けて自力での復活への見通しが見え始めた。その中で、昨日の光景は目を疑う光景だった。岩盤から根こそぎ崩落する深層崩壊が起きた。





 

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熱海の土石流、計10人を救助 - Yahoo!ニュース





被災地の上には、大規模なメガソーラーパネルと開発行為のために森林伐採がされている旨、地元の方からの通報が相次いでいる。その後、土石流の起点の盛り土が(凡そ5万立方メートル=25mプール170杯分)すべて流失していたことが判明し、開発行為が被害を甚大化させたとの静岡県の見方が優勢になっている。これはおかえりモネで投げかけられている気象と森林伐採のテーマと共有するものがあると感じた。




原発は電力供給のためにメリットを齎してきた半面、人間の生命と健康に対して、それを超える損害を齎す恐れがあることが判明した。そこで、自然のエネルギーを活用して、太陽光や風力を活用するため、山を切り開き、森林伐採の必要が出てきた。これまで森林は、人間が生きるための酸素を生むことに加え、強い風雨からくる自然災害を守ってくれてきた。しかし再生エネルギーを確保するためにむやみに山を切り開いた結果、風水害が人間が生きる場をも飲み込む事態が生じてきた。これから必要とするものを生み出すために、人間の生命を維持するために必要不可欠だったものを壊してまで生み出そうとする計らいに待ったをかける必要が迫られている。

 生活領域の上の山林の所有者は言うかもしれない。所有権は、誰にも侵されることない権利で先祖代々の山の所有者から自分たちの会社が買い取ったものだと。だから自分達が自分たちのやり方で自然に手を加えることは自由であることに何の文句があるのだろうと。これはリニア新幹線工事の地下工事による生活領域への陥没被害と形を変えて同じ問題が隠れているように思われる。


  確かに人間社会では、便利なものが尊ばれる。そこで、再生エネルギー確保のため、国の税金である政府の補助金を獲得して、自分の所有地にある森林を伐採したり、法律により守られた地下50mの工事をスタートさせた。その後、土石流の起点の盛り土がすべて流失した開発行為が被害を甚大化させたとの静岡県の見方が優勢になっている。開発の主体はもとより、施工者は、自らの開発行為が甚大な被害をもたらす要因であることを予測できなかったのだろうか。行方不明の方々の救出が急がれるが、同時に研究機関にも協力を戴く中で、責任究明が不可欠である。熱海市は開発行為を予定していたと言われるが、盛り土が流れ出た起点から2キロ以上網代湾に至る甚大な被害が齎されており、弁護士によると盛り土をした施工者等に工作物責任が問われ、途方もない額になるとのことである。


 一見、周囲に迷惑をかけない行為が、生態系、自然体系に予期しない影響を齎していることを省みる必要がある。そのことを痛感したのが昨日の土石流の映像だった。









おかえりモネは色々なことを気づけせてくれる。







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