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伝統が正しく引き継がれているか [学び]

製品管理の点で、古き良き伝統が引き継がれているか。日々の生活の中で最近良く思うようになった。


事業者必携 企業担当者のための失敗しないクレーム・リコール対応の基本と対策マニュアル

事業者必携 企業担当者のための失敗しないクレーム・リコール対応の基本と対策マニュアル

  • 出版社/メーカー: 三修社
  • 発売日: 2010/12/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

Blu‐ray Disc徹底研究 (I・O BOOKS)

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  • 作者: 御池 鮎樹
  • 出版社/メーカー: 工学社
  • 発売日: 2008/07/01
  • メディア: 単行本
図解 ブルーレイディスク読本

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  • 出版社/メーカー: オーム社
  • 発売日: 2006/12/01
  • メディア: 単行本
ディーガDVDを読み込めなくなりました - 何のディスクを入れても「デ... - Yahoo!知恵袋
これで何度目になるだろう。同じBDRE製品を修理に出した。以前は同様の製品も購入後3年経過して初めて修理に出した。延長保証制度が適用され、3年もたてば仕方がないと思ったものだった。しかしこの2年間で同種の機種を修理に出したことは4回、いずれも二層式のディスクを読み込めない症状が続いた。ディスクの読み込みに時間がかかる。新品のディスクを初期化できない、新品のディスクを傷のあるディスクと誤認識してしまう、昔録画したディスクの番組を読み取ることができないといった同様の症状の改善のためであった。専用のディスククリーナーでレンズ面のほこりをとると改善できる症状もあり、何とか持ちこたえていたが、複数回を超えると上記の症状が出てきた。




 この度は、購入後4カ月という衝撃的な経過だった。同種の前機種は、1年の間に3回修理に出した。もっとも同種の機種は、症状が出て修理に出したが、購入後3年経過してからだった。

 心理や健康に関する番組をはじめ、記録写真等、貴重なデータがハードディスクに保存されているために修理の際は、必ずディスクを保護して欲しいと但し書きをすると、ほぼ全てハードディスクは保護されて修理から返ってくる。問題は、片側にあるディスクドライブにあるからだ。パソコンに例えると、BDREドライブの光学式レンズに支障がある症状が殆どの様子だった。PCの場合は、その他に基盤自体に支障が生ずるケースもあり、延長保証期間が経過すると、交換となり、多額の請求をされることが多いため新機種を購入することになる。しかし最近のは、録画やダビングの機会は、通常使用の頻度にも関わらず、概ね6カ月以内に上記の症状が出てくることが顕著になった。同種の機種を複数台入手してデータの保存に活用しているが、先に入手した2台は、3年~5年で上記の症状が出てきた。ハードディスクには支障はなく、ディスクドライブを交換した製品ともう一台は、交換しなくとも未だ正常に動作している。

 しかしここ1年で購入した2台は、使用開始後数カ月で同様の症状が出てきた。あまりにも症状が頻繁に出てくるため修理の担当者と直接電話で話したことがあった。一台は、全録の機種で24時間、動作していることから埃を吸い込やすく、特に加湿器を使用する時期は、水道水のカルキを吸引してしまう、その結果、BDREディスクを読み取り光を照射するピックアップレンズの奥に埃や粉末が覆いかぶさることがある、同種のケースの場合、延長保証に加入していても保証適用外で有償修理となるとのことだった。しかし今現在、湿度も高く加湿器を用いる時期から外れている。特に1層式ディスクは読み取ることができるが、2層式のディスクは読み取ることができない。最近は、3層式のディスクも販売されており、試したことはないが、おそらく読み取ることができないだろう。しかしそれにしても通常使用で、新品購入後数カ月で同様の症状が出ることは、購入価格との関係で断じて承服し難く、修理に出す時間も手間も、それを媒介する担当者の方にとっても大変な手間であることだろう。因みに上記の症状は、原因不明の症状としてネットに数多くの意見が書き込まれている。製造者の連絡先に問い合わせても電話をして20分後にようやくつながった後に、「修理に出して下さい」と口をそろえて回答がある。自身がこの間、修理の担当者の方に直接問い合わせて感じたことは、ピックアップレンズの装着されているディスクドライブの精度がこの数年間で著しく劣化していると推察されることであった。

 製品が出始めた頃は、同部品は日本製であったり、外国製であったとしても、高度な製品管理がされていれていたと推察される。しかし最近では、中国製をはじめ他国で生産されているが、その製品管理に対して伝統の厳格なチェックが及んでいないことが推察され、同製品の重要部位が通常使用の範囲であっても短期間でいとも簡単に本来の機能を果たすことができなくなってしまう傾向にあり、半ば半年以内に同種の症状で修理に出さざるを得ない症状が出てしまうことが繰り返されているのだと振り返る。


 昭和の時代には、著名なメーカーの製品には、同様に短期間で修理に出した記憶は少なく、製造者の方々が、誇りをもって、対応されていたように思う。確かに、光学製品やICチップを用いた製品は、昔と異なり一概に同列に扱えないとも言えるだろうが、それにしても平成から令和の時代になり、購入後数カ月で致命的な症状が現れることが繰り返されるのは、率直に論外ではないかと感じており、製品の本質的部分の材質管理と製造ラインの管理責任は、重大であると伝えたいと感じている。




 上記の指摘に直接関係がないが、自動車のリコールが有名メーカーで報告されることがしばしある。昭和の時代には、完全な製品を市場に出すため、何十万キロという走行実験を行ったケースもある。しかも数百台を同時にテスト走行させ日本縦断するケースもあったと聴いている。BSの番組で30年以上乗っている自動車のオーナーにインタビューするシーンを拝見することがあるが、人の生命の安全に関わる自動車であるからこそ、厳密なチェックを経て流通に出すという基本姿勢は、当然の理であり、絶対原則だったはずだった。しかしながら、最近では、著名なメーカーでもリコールされるケースが数多く、製品の精度の確認のために購入後問合せを本部にした時も明確な回答が返って来ないこともあることは良く聴かれるし、自身も体験したことはある。幸い、製品の本質的な部分ではないため、安全性の基準はクリアしているが、細部に渡りきめ細やかな配慮が必要であることは、製造物責任の考え方ではないかと思う。

 人間の生命の安全には直接関係のない製品についても、根本から製品ラインを見直してほしい。それでも上記の症状が出るのであれば、リコールと同様の対応を迅速にして欲しい。修理に出した後は、保証を適用し厳格なチェックを行い迅速に返して欲しい。製品を愛用するユーザーとして、または購入者としての当然の権利に基づく主張である。是非とも昭和や平成の古き良き伝統と誇りを取り戻してほしい。





 
続・失敗百選:リコールと事故を防ぐ60のポイント

続・失敗百選:リコールと事故を防ぐ60のポイント

  • 作者: 中尾 政之
  • 出版社/メーカー: 森北出版
  • 発売日: 2010/12/02
  • メディア: 単行本

 ところで最近は、心理臨床の業界でも上記の現象が出てきてはいないか危惧している。それは、同業者の研修に参加する機会がある中で、若年者の発言態度や発言内容にも反映される場面がある。全体の意見を聞くことをしない割には、高い会費を支払い続けさせるシステムを持続している団体は論外だが、そもそも自分の得意な技法すら持ち合わせていない方が、心理士(師)として位置づけられ、自ら学習経験がない割に、何年も苦労して蓄積した心理士(師)知識を学ぶ立場にある者が、初対面の研修機会で気軽に「○○さん」と同列の立場で質問する軽薄な態度であったり、自分の主張を専ら他者に委ねる依存度が高い態度に加え、訪問先で何をやっていいか分からないといった発言が聞かれる場合、心理士(師)の心理療法に期待して受診したクライエントの思いを踏まえると、守秘義務の範囲外にあるものとして公益通報の対象になると感じる今日この頃である。試験に合格したとしても肝心のケースへの対応力が欠落している。こちらは心の健康管理の問題であるが、正しい経験の継承に赤信号が点灯し始めていると感じるのは、自分だけだろうか。この件に関しては、別稿で触れたいと思う。

 

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