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第74回 福岡国際マラソン

第74回福岡国際マラソンは、一般参加の吉田祐也選手(23歳 GMOアスリーツ)が2時間7分5秒(歴代9位)の記録でゴールテープを切り2度目のマラソンで初優勝した。

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東京五輪出場に内定している服部勇馬選手(トヨタ自動車)不在の中、福岡平和台陸上競技場をスタートした各選手は、25キロ地点まで集団での走りを見せていたが、25キロから徐々に一人ひとり引き離され、藤本拓選手と吉田祐也選手の一騎打ちとなった。その後抜きつ抜かれつの状況が続いたが、30キロ付近で吉田祐也選手が1キロ3分ペースに戻した時、藤本選手が遅れはじめ、35キロ以降は、2位との差が40秒以上となり、あとはタイムとの勝負となった。吉田選手は、福岡国際マラソンの日本人記録である2時間6分51秒(藤田敦史選手)を抜くことは叶わなかったが、2時間7分5秒、歴代9番目のタイムでゴールテープを切った。2位は、MGC4位、東京五輪マラソン代表補欠の大塚祥平選手。2時間7分台をキープしてゴールした。大塚選手は、スタート後、途中転倒して両膝に血が滴り落ちる痕を残したままの走りとなったが、痛さをこらえながらも安定感ある走りを貫いた。2時間6分11秒で日本人2位の記録を持つ設楽悠太選手の双子の兄、設楽啓太選手(日立物流)も25キロ地点まで先頭集団で健闘したが2時間12分台の自己ベストに届かなかった。

 吉田祐也選手は、心の中で東京五輪に出場予定で本大会を欠場した服部勇馬選手を想定し2時間5分台を目指して「絶対に勝ちたいと思った」と語るように必勝を期し走った。40キロ付記まで大会新記録はもとより日本記録を意識した走りを見せた。両記録には届かなかったが、堂々とした走りを見せた。解説の瀬古利彦氏は、パリ五輪のゴングが鳴ったと表現したように4日の日本選手権1万mで日本新記録を出した相澤晃選手や伊藤利彦選手同様、日本長距離陸上界に新しいヒーローが舞い降りた。

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