自警警察の臨床心理(病理) [心理]
コロナ禍で市民のストレスが鬱積してくると様々な自称 自警警察の存在が現れてくる。
月刊文藝春秋特別編集 コロナと日本人 私たちはどう生きるか (文春ムック)
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2020/06/25
- メディア: ムック
市民のごみ捨て場に紙類を捨てに行った時にことである。突然、マスクをして自転車に乗った65~70歳前後の老婆が自身の横に沿ってゴミ捨て場まで近づいてきた。何のために近づいてくるのか動向を観察すると、自身が捨てる様子に横方向にむくれた表情で視線を向けて観察をしていた様子だった。しばらくするとすぐに自転車に乗って墓地がある江戸時代より由緒正しい寺院がある方向に逃げ去っていった。自身が保護ネットで紙類を保護すると、その中身を注視していた様子だった。最近、近隣でゴミ袋を開ける老婆が複数観察されたことを想起した。その老婆がどのような立場で関係のない市民の行動を観察するのか。存じ上げないお顔だったため当該老婆の行動をやり過ごした。ゴミ捨て場には、時に捨ててはいけない粗大ごみ等を捨てていく人もいるようで、もしかしたらその廃棄物のチェックをされているのかもしれないと思った。もっとも自身の場合、粗大ごみやその他の捨てにくいものについては市町村が運営している環境センターに直接、自家用車で持ち込んでいる。もう何度行っただろう。分別の仕方が明確なため曜日を問わず環境センタ―では対処してくださることに感謝している。
他方で上記の老婆は、そうではない自称、自警警察のような行動のように思われた。町会の担当役員であれば、それを町会員に対して一言述べることは考えられるだろうが、そのようには見えなった。率直に廃棄物に関しては、プライバシー保護の対応を徹底しているが、それにしても当該自称、自警警察と見える老婆の行動は、他人のプライバシーにみだりに介入されているように認知されてあまり良い気持ちがするものではない。自宅に戻った際に駐車禁止の公道でハザードランプが煌煌と点滅していた自動車も自警団の仲間であるとすれば、道交法違反の罪を侵してまで、ストーカー規制法違反の疑いがある当該老婆との行為について法違反の証拠を以て公益通報する準備を行う必要が出てくると感じた。同時刻に捨てに行く時に同様の自称 自警警察の方々がいる場合には、即刻、ビデオ撮影を行い、通報することを警告する。何故なら、コロナ禍での日々の鬱積したストレスを正義を名乗ることによって道交法違反やプライバシー侵害、そしてストーカー規制法違反という違法行為を通じて、発散している代償行為に過ぎないからである。次回お見えの際には、防衛措置として自称警察の方のお姿を本稿で添付し公益通報に加えたいと考えている。
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