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新型コロナウイルス政策への率直な感想 [健康]

新型コロナウイルスに関する封じ込め作戦に成功した台湾と和歌山県の事案を扱った報道特集を拝見した。


新型コロナウイルスの真実 (ベスト新書)

新型コロナウイルスの真実 (ベスト新書)

  • 作者: 岩田 健太郎
  • 出版社/メーカー: ベストセラーズ
  • 発売日: 2020/04/11
  • メディア: 新書
呼吸器内科医が解説!  新型コロナウイルス感染症 — COVID-19 —

呼吸器内科医が解説! 新型コロナウイルス感染症 — COVID-19 —

  • 出版社/メーカー: 医療科学社
  • 発売日: 2020/03/31
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
「新型コロナウイルス」―正しく怖がるにはどうすればいいのか―

「新型コロナウイルス」―正しく怖がるにはどうすればいいのか―

  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2020/03/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
新型コロナ感染爆発と隠された中国の罪

新型コロナ感染爆発と隠された中国の罪

  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2020/04/15
  • メディア: 単行本
現時点での日本国がこれほどまでに新型コロナウイルスの対応に苦慮しているのに対して、台湾国がものの見事に封じ込めに成功したのは様々な要因があると思う。先ず、SARSで苦しめられた経験がその準備状態を生み出したことに加え、国のトップに公衆衛生を専門とする医師がいたこと、12月の時点で中国武漢で原因不明の肺炎患者を発見した際、その時点から警戒して封じ込める試みを行い、感染者を発見した時には、検査を含め隔離と治療に導くよう徹底的な作戦を実践したことに起因する。それは、ある意味では、人間の生命を守るという一点に絞った超法規的な政策であり、その政策を実践するにあたって、国民のコンセンサスを早期から勝ち得たのだと分析する。感染予防の方策の一つであるマスクについては、既に1月の時点から台湾の国内で増産して現時点では、日本国を含む他国に送る余力がある程、多数の台湾国内生産システムを構築していたことは驚きと称賛に値する。

 同じアジア圏でこれほどまでに感染症治療に進んだ国があられたことを前に改めて敬意を表したい。

 同様に日本国の中でも未だに感染者がゼロという岩手県があることに加え、和歌山県では早期から国の基準を一歩進めてPCR検査を徹底的に行い経路感染不明者がゼロに近くなるまで追い詰める努力を行った。当初国や多くの地方公共団体では、発熱があり息苦しさや体のだるさがあったとしても、海外渡航歴がなければPCR検査を受ける対象ではないという基準を用いていたことを記憶する。それゆえ医師の診断の末、風邪様の症状があれば、速やかに保健所に相談してPCR検査を受けるという流れに乗せようとするが、国の基準に該当しないため検査を受ける対象ではないとされ経過観察に留まる対応に終始した。しかしながらこのウイルスは、喉や目、鼻から呼吸器を通り、肺の奥にまで到達し胸部X線検査で一部の部位が侵された後、数日で肺の全部位を侵食してしまう感染スピードを持っている。当初は、X線の中で綿埃状の影が映るとも言われ、CTで断層撮影すればそれが顕著に表れるという。そして軽度だと診断され、経過観察を続けていくうちに突然数日後に症状が悪化し、人口呼吸器が必要な状態まで至るというケースが後を絶たなくなった。そしてここ数日、自宅で経過観察を指示されていた複数の方が突然、症状が急変して医療機関に搬送される前に亡くなるという前代未聞の事態が顕れた。その状態を省みて判断に誤りがなかったという保健所の担当者の専門家としての判断基準もとより、人としての判断基準を疑ってしまうが、そのような人の命を殺める判断は、いかに受け入れる医療機関や施設に限界るとは言え、今後許されることではないことは言うまでもないことではなかったかと思う。現在報道されている事象を総合すれば、当然予見可能であったと観られてしまうことを踏まえると、ご家族をはじめとした利害関係者のお立場からすると、少なくとも業務上過失が疑われて訴訟の対象となる事案ではないかと思う。

  率直に思うことは、一人の生命を救おうとする見地に立っているかということに突き当たる。今タイ国では、回復率85%に到達していると宣言され、報道されている。それに対して日本では、回復率は1割に満たないか一割程度であると報道されている。この違いは、①アビガンをはじめとする治療薬があるにも関わらず、承認されていないという理由だけで、予防的な投与はもとより、治療的な投与を行っていないことである。②PCR検査いても、今になって厚労省は検査キットの有効性確認するに留まり、それを治療に直結する行為として位置づけていない。未だ民間のPCRキットの信頼性を疑い、一定の限られた医師や医療者のみ検体の採取を限っていることにある。限られた資源で診療報酬のために限られた立場の方が対応することは原則として望ましいことは確かにそうかもしれないが、その医療資源をはるかに超えた数の感染者の拡大がみられる現実に、従来の方法にこだわっていたのでは、医療崩壊が起こるのは当然の道のりではないかと思う。自身も少なからず家族のためにも国保税として所得に応じた医療費をお支払いしているが、それに応じた医療が受けられていないにも関わらず、率直に新型コロナウイルスに感染され陽性反応が出られた方の命を守ることができていないのは、アビガンを含め治療薬をウイルスを封じ込めるために、何よりも患者様の症状を改善させるための一刻も早く、治療投与することである。新型コロナウイルスか否か判断する前に薬を投与していかないと仮に自宅観察で経過観察したとしても、改善効果は決して現れない。仮に現れたとしてもⅮNAではなく、RNAという突然変異をしやすいウイルスの構造であるために、症状が変異しやすいことは当然予想されることである。タイでは、85%の改善率を見せていると保健相の方が豪語されるのは、検査結果や経過はさておき、なによりも、新型コロナウイルスと思われる風邪様症状が現れた人の生命を守るために試験投与ではなく、いのちを守る薬の投与を行った結果だと説明しておられた。治療薬やワクチン、抗体検査の治験にはフェイズ4を必要とするならば、確かに慎重を期して1年がかかると思われる。しかしながら、今は、未知のウイルスとの闘いの中で、一秒たりとも待ったが効かない状況の中で、試験的投与や試験的なPCR検査の効果判定ではなく、患者の生命を守るための治療投与を行わなければならない時が来ているように思う。医療とは、人の生命を現実に守るためのものであって安全性にこだわるあまり、現実に苦しむ人間の死に直面しながら治験を続けるというものではないと思う。私達は血税をもってそのような負担のために一律10万円よりはるかに多い額の国保税を何年もお支払いしているわけではない。

 アベノマスクが不良品混入で、未だ手元に届かない今、希望する全ての国民に副作用に関する情報提供を行う説明と同意を行う中で、アビガンをはじめとする治療薬を予防薬して配ることを提案するものである。薬は備蓄するものではなく、有効に使用するものであるからである。現に患者によって一刻を争うという主治医の認識の違いにより、初期症状の時からアビガンを投与され、解放に向かった一部芸能人と経過観察を求められ、結果として病状が回復傾向に至らず、結果として生命が絶たれるという方も複数おられる。医療行為の切迫性の判断において法の下の平等が問われると言わざるを得ない事態に直面していると認識せざるを得ないのである。

 武漢で新型コロナウイルスが蔓延していたにも関わらず同胞として彼らを呼び寄せた「あなたの」責任を速やかに果たしていただきたい。緊急事態宣言後の緊急事態措置として、日本国憲法に規定する居住移転の自由と矛盾する内容である、「人と人との接触を7割、極力8割削減するという目的のために」全ての国民を家に閉じ込めておくのであれば、同時並行的に新型コロナウイルスを決定的に抑え込む治療的な方策を行わない限り、顕著な効果が期待できるとは率直に思えないのである。ましてや自営業の方や多くの従業員を抱える企業の方が、存亡の危機に晒されながら店を閉め続ける同意を獲得し続けることは、どのような経済対策を打ったとしても、新型コロナウイルスを抑え込むという決定的な目的に繋がらなければ了解しがたい方向となると思われるのである。連休明け、緊急事態宣言が晴れて開けたとしても15日で元の状態に戻るという一定の根拠あるデータも提示されているからである。


「新型コロナウイルス」―正しく怖がるにはどうすればいいのか―

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  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2020/03/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
J-IDEO+(ジェイ・イデオ PLUS) -新型コロナウイルス感染症(COVID-19) (JーIDEO+)

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  • 出版社/メーカー: 中外医学社
  • 発売日: 2020/04/13
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「新型コロナ恐慌」後の世界

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  • 作者: 渡邉哲也
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
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【図解】新型コロナウイルス 職場の対策マニュアル

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新型コロナウイルス:脅威を制する正しい知識

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  • 作者: 水谷哲也
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  • 発売日: 2020/05/29
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新型肺炎 感染爆発と中国の真実 中国五千年の疫病史が物語るパンデミック (一般書)

新型肺炎 感染爆発と中国の真実 中国五千年の疫病史が物語るパンデミック (一般書)

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  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2020/02/29
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
人類対新型ウイルス 私たちはこうしてコロナに勝つ (朝日新書)

人類対新型ウイルス 私たちはこうしてコロナに勝つ (朝日新書)

  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2020/05/13
  • メディア: 新書
尚、一部先端治療に走る医師からアビガンの新型コロナウイルス治療の科学的根拠がなく、だから治験をと強調され、アビガンを飲まなくても治癒する旨の見解を述べている人がおられる。他方で、とある芸能人の方には、主治医から待ったを許さないからアビガンでと導かれ、4日で熱が下がり快方に転じたとご本人の声を以て報道されている。
 私は、後者の医師の対応は適切ととらえている。何故なら、仮に100% COVID-19を治癒に導けなくとも、ウイルス増殖を抑え、一刻も速く症状悪化を防ぐ対応をすることで、治癒を促進する効果は少なからずあると捉えるからである。実際に50代以上の患者様が呼吸器を着け緊急入院した方が比較的速く快方に向かって退院している方もおられる。それは、プラセボ的な心理効果も加わり、現時点で日本に存在する薬を投与することで、生きる見通しと安心感が認知の中で形成され、副交感神経優位の状態から基礎免疫が発動しやすい状態に導かれるからと解される。即ち薬の効果と心の力の回復度とが一体となって、苦しみにあえぐ時間が短縮され改善傾向に向かうのだと解されるのである。ポイントはアビガンを始めとする治療薬を早期に投与することであると85%改善率を示したタイの治療者も説明している。
 
 アビガンを飲まずに「4日間様子を見て」と医師や保健所から指示された直後、突如症状が悪化してICUに入り、亡くなられた方は、著名人も含め現実に何人おられるだろう。アビガンを飲まなくても治るという見解は、現時点で極めて危険な個人見解であることは素人からみても明白である。一刻を争う生命を守るための治療は、100%治療を保証する科学的根拠にしがみついているだけでは、大切な命は救えない。S村さん、Oさんは、指示通りに様子を見ているプロセスで亡くなられたことを直視すべきではないかと思う。「様子をみてください」というお決まりの言葉で犠牲者を出すシステムは、もう絶対に繰り返してはならない。
 医療崩壊という直面する現実は、7割、極力8割、人と人との接触を断てていないと、他人の責任にするよりも、空きベッドが少なくなり医療崩壊に向かうことを防ぐために、「様子を見てください」と一言で、早期からPCR検査を行わず、効果的な治療薬を投与しなかった一部医師や保健所の判断と木を見て森を見ない現在の医療行政から導かれた現実と解される観方も出てきている。

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