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第71回 福岡国際マラソン

第71回福岡国際マラソンは、平和台競技場のゴールを目指し、30キロ地点で、カロキ選手(DeNA)が速度を速めた。先頭集団で日本人唯一大迫傑選手(ナイキ)が追走、その後、自己ベスト2時間10分台のモーエン選手(ノルウエー)が2時間5分48秒、1位でゴール後、昨年のボストンマラソン3位に続き2度目のマラソンである大迫選手は、2時間7分19秒日本人1位、全体3位で平和台陸上競技場にゴールした。



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2020年東京五輪代表選考レースを見すえた福岡国際マラソン。設楽啓太、神野大地、佐藤祐基、深津卓也と箱根駅伝で名だたる選手が実業団で成長し、平和台陸上競技場をスタートした。日本人6位以内、2時間10分以内でゴールすれば、東京五輪の代表選考レース GCシリーズに参加する権利が得られる。GCシリーズには、村澤明伸選手(日清食品)が北海道マラソンで2時間15分で走り、既に名乗りを上げている。

 設楽啓太選手、川内優輝選手は、スタート後、設楽選手は、15キロ地点、川内選手が17キロ地点で遅れはじめた。27キロ地点で神野大地選手が遅れはじめたが、先頭集団から1分40秒遅れで佐々木悟選手(旭化成)と並走している。神野選手は、山の神に相応しく粘りの走りをしている。33キロ地点で川内優輝選手は、全体の15位。34キロ地点で、カロキ選手とモーエン選手がつばぜり合いをし、大迫選手は15秒差で後方についてきている。1キロ3分ペースで着実にラップをつないでいる。先頭にはついていく勢いが今少しだが、35キロ地点で、2時間6分台を目指した走りとなっている。

   37キロを過ぎた地点で、大迫選手はキプロティク選手に抜かれたが、懸命にキプロティク選手に追いつこうとしている。その間に、38キロ地点で、カロキ選手に10秒差となってきた。2時間6分51秒というシカゴマラソンでの高岡寿成選手の日本記録に近づいてきた。39キロ地点で、キプロティク選手が2位となり、トップを見据えている。一位のモーエン選手は40キロ地点で、1キロ2分54秒ペースで走っている。2時間5分台の記録を目指せるペースである。大迫はキプロティクから4秒遅れ追走している。平和台競技場に至るまでには、200メートルの登り坂がある。最後のスパートにどれだけの余力を残しているかが課題となった。

 39キロ地点で川内優輝選手(埼玉県庁)が園田選手を抜いて日本人4位に上がってきた。40キロ地点でアベラ選手を抜いて全体の9位に上がってきた。41キロ地点で大迫傑選手は、日本人1位でキプロティク選手を追っている。トップのモーエン選手は、平和台陸上競技場に入った。大迫選手は、日本人トップで登り坂を上り平和台陸上競技場に入った。その後、モーエン選手は、2時間5分48秒でゴールした。大迫傑選手(ナイキ)は、2時間7分19秒、日本歴代5位に相当するタイムでゴールした。日本人2位、上門選手(大塚製薬)が2時間10分28秒、竹ノ内選手(NTT西日本)が日本人3位の2時間10分1秒。

 8度目の福岡国際マラソンを走った川内優輝選手(埼玉県庁)は、2時間10分57秒日本人4位でゴールした。神野大地選手(コニカミノルタ)は、2時間12分50秒で初マラソンをゴール、最後まで諦めない走りだった。

 大迫傑選手は、箱根駅伝で、早稲田大1年時から出場し1区区間賞でゴールした記憶が鮮明に残っている。

 箱根から世界に 国外招待選手にも決してひけをとらない走りを貫いた日本人選手には、2020年の東京五輪に向けて、間違いなく新しい風が吹いている。

 





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