はしだのりひこ追悼
はしだのりひこさんが天に召された。
加藤和彦、北山修とともにフォーククルセダースを結成。解散後、シューベルツ、クライマックスなど時代を映し出すグループを結成、風、花嫁など心の深い部分にも残る名曲を残したはしだのりひこさんが昨日、京都の病院で天に召された。その中でも風KAZEは、幼稚園に通うバスの中で聴こえてきた鮮明な幼少期の記憶がある。その歌詞が描く風景が原風景となり自分の道を切り開いてきた。彼の曲の歌詞とメロディーが自分の人生を見守ってくれた。「そこにはまだ風が吹いているだけという何か荒涼とした風景が原風景として基底にあるからつらい時も頑張れた。
この数年、はしだのりひこの復刻ⅭⅮを集めて聴いていた。この10年体調がすぐれず、公の場から遠ざかっておられたことを聴き、何か予感が脳裏をよぎっていた。
彼は、時代に生きる人間の心を歌に込める天才である。しばらくは、彼の曲をIPоdに詰めこんで共に彼の曲をいつものように口ずさみ追悼する日々が続くだろう。
振り返らずただ一人一歩ずつ、振り返らず泣かないで歩くんだ・・・・。いつもこの歌詞が心の中でこだましている自分を振り返った。
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〈追伸〉
シューベルツの出身者に杉田二郎さんがいる。音楽の教科書にも載っている 戦争を知らない子供たちは、杉田さんがジローズの時に発表された曲で、1970年頃のフォークジャンボリーの時、賛否両論の中、初めて歌ってから戦後の時代の爆発的共感を呼んだと聞いている。杉田二郎の源流にはジローズがあり、そのまた源流には、シューベルツがあった。そして加藤和彦、北山修、はしだのりひこという3人の天才が集ったフォーククルセダースがその源流であったのだと省みる。しかし残念なことにここ数年で巨星が天空に旅立ってしまった。
北山修先生には、さよなら追悼コンサートを開いてくださることを希望しています。
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