医学図書館

年度末を迎えると、医学図書館に通い続けた日々を想起する。

Psychology Today [US] April 2017 (単号)

• 作者:
• 出版社/メーカー: Sussex Publishers Inc
• 発売日: 2017/03/10
• メディア: 雑誌
  
  

Cognitive Psychology: A Student's Handbook

• 作者: Michael W. Eysenck
• 出版社/メーカー: Psychology Press
• 発売日: 2015/02/11
• メディア: ペーパーバック

図説世界を変えた50の医学 (シリーズ知の図書館)

• 作者: スーザン オールドリッジ
• 出版社/メーカー: 原書房
• 発売日: 2014/05/23
• メディア: 単行本
  

年度末は、多くのCounselorにとって、これまでの対応を振り返る時間が付与される。他稿で、人間の悩みは、思考方法から生み出されると記述したが、生物的・遺伝的な要因で、思考する脳機能がうまく活用できないことがある。加えて、生育歴と心理健康を妨げる行動習慣の蓄積により、自己効力感を体感できず、重要他者から存在が、認知されず、自己肯定感が低下する悪循環に陥るケースがあり、心理的な主訴を抱えるCLは、医療の支援を受ける必要が出てくる。そのような考え方のもと、医学図書館に通い続けたことを想起した。主に2年目の3月、神経成長因子というキーワードを見つけ、心理学、臨床心理学、行動科学との接点を探し続けた時期があった。存在と認識、精神か自然かという観点からすると、まさに、存在、自然という角度からのアプローチである。特に、心が脳の働きと説明される中で、自分自身を含めた対象をどのように認識するか、その基盤が揺らいでしまうケースが多く、医学図書館に通い続けた日々が、大切な時間であったことを振り返る。桜の花が舞い散る時期、電車が通っていなかった頃、3時間バスに揺られて、職場と往復したことを懐かしく想起する。あれから17年、難攻不落の心の城と向き合うため、今自分の研究室が医学図書館の代わりとなっている。

不安遺伝子を抑えて心がす~っとラクになる本

• 作者: 山本潤一
• 出版社/メーカー: 秀和システム
• 発売日: 2016/09/17
• メディア: 単行本