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保健室の責任 [健康]

 思春期・青年期の生徒が訪れる学校内で児童・生徒の心の健康を守るもう1つの空間は、傾聴力のある職員がいる保健室である。その一方で、

ヘルス・カウンセリングの進め方 (3)

ヘルス・カウンセリングの進め方 (3)

  • 作者: 杉浦 守邦
  • 出版社/メーカー: 東山書房
  • 発売日: 1991/06
  • メディア: 単行本

傾聴力がある職員が守る保健室は、通常は、生徒の気持を聴く場ともなっているが、それが事実上難しい場では、要支援生徒のサポートが難しく、各教職員、11人の負担も増えてくる。特に夏休等の長期休暇には、有給休暇を駆使して特定の曜日に全く学校に出てこない常勤もおり、生徒連絡も非常勤に任せ回避する場合がある。思春期、青年期の生徒は、心の葛藤が身体に現われることがあることから、心身は、当然密接な関係にあるという見方が成り立つ。心身の問題を抱えた要支援生徒が抱える問題の拡大を未然に防止するため各教師や生徒をサポートすることは、常勤の任務として当然求められている。そのなかで、上記の状況の保健室は、要支援生徒を守り育てる重要な空間の1つとして、機能を果たせないでいる。生徒の心の問題は、身体の問題と密接に関わっている。特に長期休暇の間心と身体を気遣いながら訴えを聴き、適切な対応に導く力が求められる。3月に開催された文科省主催の危機対応のシンポジウムにおいてそのような考え方も基底にあったと思われる。それは学童期・思春期のみならず、青年期も同様である。


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