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現波形を抽出する [心理]

バイオフィードバック装置を用いて前頭極脳波を測定した。

CURRENT BIOFEEDBACK RESEARCH IN JAPAN〈1992〉

CURRENT BIOFEEDBACK RESEARCH IN JAPAN〈1992〉

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 新興医学出版社
  • 発売日: 1992/03
  • メディア: -

 脳波測定が臨床心理研究にもたらしたもの:岡ちゃんの心のつぶやきノート:SSブログ (ss-blog.jp)

波形の混在を防ぐために、得られた現波形データのみを抽出、さらにフーリエ変換したパワースペクトルデータを抽出する。この作業は、構造化されたカウンセリングの共感効果について、大学の研究室での手順を再現した。当時、何度も指導教授と連絡を重ね、研究所の担当者の方と連絡をとる中で進めたが、正確を期するために、実際の脳波測定装置を開発した研究所に訪れ、誤差を出し開発された。このソフトを開発することに尽力頂いた当時の担当者の方には、今でも感謝している。過日の測定では、概ね20秒毎に、Mid alpha Wave(8~13Hzのalpha波帯域のうち、9~11Hzの成分)が検出された。脳波には、法則性がある。日々実践しているカウンセリングは、心の働きを脳波により映し出し、変化の中で共感効果を省みる試みの上に成り立っており、一人だけでは決して成しえなかった。目に見えないCLの心の変化について、エビデンスが求められる「心理」の世界でも大切な営みであると考えている。長年の「感覚」だけで臨床を続ける警鐘として、時には、生体変化に基づく考察も重要と考える。そして、遠方のCoが集う全国研修で伝承されるカウンセリング・心理療法も、クライエントのフィードバックに加え、時に生体変化の観察に基づき、検証されたものが提供されると有難い。心は生命の働きとしてエビデンスが求められる「心理臨床」の世界では尚更である。その上で、今この瞬間のクライエントの気持に寄り添う基本姿勢も更に重要である。医療のみならず、学校も一部の「恣意」を見極めるうえで、とても大切な営みであると思う。

脳波測定が臨床心理研究にもたらしたもの:岡ちゃんの心のつぶやきノート:SSブログ (ss-blog.jp) 


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