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偏頭痛への心理的対応 [心理]

 カウンセリング面接に訪れる方で身体症状を訴えるクライエントは多数おられるが、その中でも、学童期、思春期、青年期、成人期と、御年齢問わず、偏頭痛を訴えるケースが多いことを省みる。必ずと言って良いほど、肩こりや腰痛が伴っており、概ね、交感神経亢進に至りやすい状態にあると推察される。エゴグラムを取らせていただくと、AC優位、FC低位が多く、自分の隠れた要求を抑圧している方が多いことに改めて気づかされる。身体症状は、色彩イメージや降雨イメージにより、隠れた感情への気づきに導く中で、その中に一貫している信念や認知のパターン、一連の行動傾向を見出すというステップを踏んでいく。すると、完全主義的な性格傾向や「~であらねばならない」という不合理な信念(イラショナルビリーフ)の存在に気づかされるが、背後には、執着気質が隠れていたり、恐怖を伴う潜在記憶が隠れていたりする。Drから頓服を処方してもらい、一定緩和に導くケースと、当初は効いていた薬が効かなくなる場合がある。特に後者の場合は、根元の所から偏頭痛という身体症状に隠れた行動特性を変容に至るためのアプローチが必要となる。偏頭痛といっても決して、ばかにできない。本当に根本から改善に向かうためには、クライエントの自己成長を伴うアプローチが大切になってくる。もちろん、脳機能障害等、生理学的な理由による場合もあるため、医学的検査やDrの診断を踏まえた上での話しである。


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