映像と振りかえりの効果 [心理・健康]
最近、カウンセリングのロールプレイをビデオ撮影し、振り返る機会を作るようになった。クライエントの了解など、プライバシーの問題をクリアすることはもとよりであるが、リスニング技法と気づきとの関係などをまのあたりにすることで、スーパービジョンを受けるのと同様の効果がある。どこで、気づきが生まれ、癒しや自己決定に導くことができたのか、共感は成功しているかなどを振りかえり、技術を補正することができる。ロジャースは、テープ録音を行い、カウンセリング研究にも活用したが、非言語(特に目や顔の表情)をとらえることは難しい。今は、映像の時代である。初心者の教育で、クライエント役になりロールプレイを行う場合にも、自分の気づきがどこで生まれたか、違和感が生じた発問を想起することが可能となる。過日、自身がカウンセリングスキルを教えた方が短期間で驚くほど上手になっていることに喜びを感じた。今後、遠隔カウンセリングや通信教育でも活用されてくるかもしれない。
2006-08-25 10:54
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