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キャリアカウンセリング [心理]

最近、臨床カウンセリングとともに、キャリアカウンセリングへのニーズが増えてきた。地域や学校はもとより、クリニックの心理臨床においても、クライエントの症状が軽減されてくれば、次第に社会(職場)適応をどうするかという問題に焦点化され、クライエントがそのキャリア(経歴)を振り返り、現在の働く場のニーズに適応するため、再適応するためにはどうするかが課題となる。その中で、クライエント自身にパーソナリティ障害を伴う場合などは根深い問題があるが、これまで、本人が不適応をきたしてきた性格や気質に気づくことが重要である。クライエントの不安には、希望するキャリア形成を妨げる環境の中で、自分らしく生きることに見通しが立たない背景が隠れている。そこで、生み出される不安やあせり、あきらめの緩和に導き、職場復帰まで導く必要がある。今後、自分の望むキャリア形成に適合していくパーソナリティを形成できるか、そのためにも、いかに不安になりやすい特性を変えるか(etc)が鍵となる。その意味で、臨床カウンセリングとキャリアカウンセリングは表裏一体にあり、切り離し難いものといえるだろう。


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