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クライエントをリファーするタイミングの問題 [心理]

クライエントをリファーされた際、迅速確実に心の健康度を測定するため質問紙検査も行っているケースについてスーパービジョンの過程で省みることがある。

看護・医療系スタッフのための質問紙作成ワークブック

看護・医療系スタッフのための質問紙作成ワークブック

  • 作者: 土屋 雅子(千葉大学大学院看護学研究科 特任研究員)
  • 出版社/メーカー: 診断と治療社
  • 発売日: 2014/07/25
  • メディア: 単行本
    結果を見ると、些か目を疑う数値を示すケースがしばしみられる。医療臨床や学生臨床で成人期や青年期、思春期で行った質問紙結果でも示さない値も時折みられることを省みると、不安から抑うつ、無力感へ至る道のりの中で何とか自分の力で解決しなければと葛藤を続けてきたことが推察される。


    身近な支援者ができるだけ早く声をかけ来談動機を強めて下さると幸いだが、クライエントの所属する枠組みでの任務履行に囚われて、どうしても後回しになっていることが多くみられる。不安や抑うつの得点が仮に高くなくとも、本音を抑圧し自らの感覚を感じることができなくなっている。


 心身症状が慢性化するnegativeな思考パターンが形成され、抜け出ることができない状態に陥っていることが推察される。転職や休職、転学や退学等、折角努力してたどり着いた道のりを自ら閉ざす段階でカウンセリングのリファーをする前に、兼ねてから感じているように、声をかけて欲しいと感じる今日この頃である。


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