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衝動性制御不能の行動パターン [公益通報]

年の瀬を迎えコロナ禍で慌ただしい雰囲気の中、衝動性制御不能の行動パターンに侵食された二件の迷惑な交通妨害ケースに出会った。

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【横断歩道歩行中・直後、制限速度違反発進の暴走車(65-18)に要注意】

 訪問心理支援の終わり研究室に戻る途中に某所に寄った後のことである。コンビニ前の横断歩道を渡ろうとした際に右前方から自動車が制限速度(30㌔)を超えるハイスピードで接近してきた(某日17時45分)。横断歩道は車道がある場合でも自動車は停止しなければ横断歩行者妨害という違反点数2点の違反である。それに加え横断歩道の前では、いつでも停止できるように徐行運転で通過する必要がある。時に子供や元気な高齢者が左右を見ず飛び出してくることもあるため自身が運転する際は、延べ4回程度は左右をみて徐行運転をすることがある。視線の中に歩行者がいなくても特に駅の周辺や交通が激しい場所では、注意して運転する必要がある。しかし、自身が横断歩道を渡ろうとした時、明らかに制限速度を超えるスピードで接近してきたが直前で止まったかと思うと歩行者である自身が渡り切らないうちに身体の後方部分をかするように爆音を立てて急発進していった。もちろん恐怖を感じたので何事かと思い視線を向けると信号待ちの車の後方について停止していたためナンバー(65-18)を確認することはでき結果的に警察に通報した所、あおり運転には該当しないが横断歩行者妨害に該当すると教えて下さった。過日、隣接区の官署で横断歩道で歩行中の子供が暴走車の被害にあい亡くなられたとも情報提供を受けた。そしてできればその場で110番通報してくれると地元警察が連携して認知しやすくなると助言を受けた。




【商業施設付近の車道を歩行者天国と誤解し我が物顔で歩く高齢男性(65歳付近)に要注意】

 第二は、研究室で勤務を終えた際に自動車で某所に向かう時、中型商業施設の前を徐行運転で車道を通っていた所、商業施設の裏門から突然、高齢者が飛び出してきた。発信しようとした時には、歩行者が横断歩道なしの所で歩行する気配がなかったためアクセルを踏もうとした瞬間である。概ね65歳位の眼鏡をかけた1m60センチ位の高齢男性が自身の車の方に突然向かってきた。寸前でブレーキを踏むと、当該高齢男性は、血相を変えて自動車の右ドアに手をかけて開けようとしてきた【某日17時15分過】。結果的にドアは開いた所、高齢男性が威嚇的に殴る行為をみせたため、「暴行(208)」への正当防衛として車を徐行運転で発進させた。その時、右のドアは数秒間開いていたことに気付き恐怖を感じた。改めてその状況を振り返った所、車道の前に横断歩道がない場所では、高齢者がわが物顔で自動車の前に身の危険を省みずに接近してくるケースがあることは認知していたが、既にアクセルを踏んだ車に対してぶつかってくる高齢男性がいるとは正直予測できなかった。古い話では、「あたり屋」に該当する行為であると振り返った。制限速度30㌔の所を8㌔未満で徐行運転する所を横断歩道でもない車道を強引に横切る高齢者がいるということは、自らの衝動性の制御が困難な高齢者であるということは明白であった。何故なら最初から自動車のドアノブに手をかけてドアを開く行為を行うことを予期していたからである。言わば巻き込む行為であり、あたかも自動車に当たる気配を見せる言わば「自傷型の気を引くパターン」と思わせた直後、突然、衝動性の制御が困難になり「攻撃型」に転化するパターンであると捉えた次第である。もっとも注意しなければならないことは、いかに相手が横断歩道のない車道に突然飛び出してきたとしても、仮に衝突されれば、自動車の運転者が不利になることが目に見えている。ゆえに歩行者が多い特に夜の時間帯は、細心の注意をもって運転する必要がある。

 衝動性制御困難の高齢男性のMRI画像を専門医に見せて戴いたことがある。脳の病気で前頭葉にメスを入れる等手術をした後に、生命は取り留めたものの意欲を統合する部位に傷が残っていた。専門医の指導によると「前頭葉症状(Frontal lobe symtoms)と言うのだそうだ。確かに意思を司る脳の部位である前頭葉に傷が残されていると、知情意を統合し行動を制御することが難しいことは推察できる。大脳の目には見えない傷が残っていることで上記のような衝動性制御が難しい高齢者が現れるということは、社会生活にとって極めて危険な事態であると言わなければならない。穿った見方をすると例えば、衝動性の制御が難しい既往がある後期高齢者に対しては、運転免許を更新するために、CTやMRI画像と専門医の診断書と心理師の所見が必要ということになるのではないか。



 ここの所、高齢者の運転者の衝突事故が増えていることが報道されている。アクセルとブレーキを踏み間違えてコンビニに突っ込んだというニュースは残念ながら毎日2件ある時もある。遡れば、池袋で杖をついた高齢者が複数の死傷事故を起こし裁判となっているケースもあった。衝動性の制御が困難であったり、時に認知症の症状が発症しているケースもあると推察される場面もある。もっとも上記の2番目のお年寄りの歩行者のケースは、それにもう一段階の事情が加わる。それは、もうすでに何十年も生き続ける中で、車道の前に平気で飛び出してくる命知らずのお年寄りがおられる。「どうせひかれはしない」「仮にぶつけられたら損害を請求しよう」という言わば非合理な信念(イラショナルビリーフ)を抱いて生活している方も現実に数多く存在する。加えて自我が肥大化し心が横柄になり「横断歩道がない車道でも歩行者が優先であり、歩行者が自動車の後に歩き始めても、自動車が止まるのが当然だ」と思い込んでいるお年寄りもおられることは行動傾向を観察すると明らかであるケースはある。


 以上のような理不尽な高齢男性の行為は明らかに「暴行(208)」に該当し、公益通報の対象となるが、今後理不尽な制御困難な高齢者に巻き込まれないようドライブレコーダーに加え、自動制御装置を標準装備した車に乗り換える決意が固まった次第である。コロナ禍の中で様々なストレスにさらされてくると怒り等の衝動性の制御が困難になり、歩行者を制限スピードを超える速度で傷つけようとする「攻撃型」のパターンに侵されている人もいれば、「自傷型」のように見せかけて突然「攻撃型」に転じる人もいる。前者の65-18のナンバーの車は、公益通報の末、警察に捕まるだろうが、歩行者である後者の場合は、注意しなければならない。最初から自動車にぶつかることを予期して行動しようとする「あたり屋」がこの世の中にいることを注意喚起する必要を感じた次第である。もっともそのような制御不能の行動パターンをもった高齢者が同様の行動を繰り返しているといつかは、暴行罪や威力業務妨害罪で往来の危険を惹起する行為が罰せられる日が来ると感じている今日この頃である。もっとも兎角、見ず知らずの他人を巻き込もうとする方の背後には、孤独による「寂しさ」が隠れていることが多くある。特に高齢者の方には、御自分の寂しさを紛らわせようと見ず知らずの他者を巻き込む習性がある。身の危険を省みずに巻き込む行為は、双方の心身の安全のためにやめて欲しいと願うばかりである。


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