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コロナ禍で行われる心理発達検査とその背景分析 [心理]

コロナ禍でも心理検査を遂行する機会は存在する。感染の危険を避けるという観点から心理検査のニードが減るばかりか増える一方である。ゆえに感染予防策を徹底して、検査用具の事前事後の消毒や被験者及び検査者(心理師)の体調管理等慎重な配慮が必要である。

エッセンシャルズ WISC-IVによる心理アセスメント

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WISC-IVの臨床的利用と解釈

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エッセンシャルズ 心理アセスメントレポートの書き方

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コロナ禍で心理検査を行う過程で一つ重大なことに気付いたことがある。それは、感染予防のため、双方マスクを着用して行う場合に、心理師が心理検査の問題文を読む等、教示を与える際に、マスク越しに言葉を発することになるため、口元の動きが分からず、また音声が聴き取りにくい場合があると感じたことがあった。

 それは被験者であるクライエントにとって重大なハンディとなる現実である。何故ならは、視覚優位のクライエントにとって耳で捉えた情報が聴き取りずらいことに増して、マスクで覆われた口元から発せられる音声がさらに届きにくいとするならば、心理検査を行う過程で信頼性を担保するために重大な要因となると解されたからである。

 そうなるとマスク越しより、口元の動きが分かるフェイスシールドをした方が良いのかもしれないと感じた。しかしやはり感染予防を徹底する観点からは、マスクを着用した方が安全と思い直した次第である。

 別稿で述べたように新型コロナウイルス(COVID-19)による感染拡大は、心理検査を行う際にも目に見える形で大きな影響をもたらしていると感じている。

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【追記】

 このような事態を叩き上げだが、旧帝国大学系列の大学卒ではおられない時の宰相が感染の危険性に関するエビデンスを常時フォローしながら、十分に配慮してくださっているのか。見立てが甘くなるのは複眼的に多角的な視点で、安全性と経済性を両天秤にかけて国民の生命の安全と身体的・精神的自由の保護の観点から見守る姿勢があるかということである。現時点では、叩き上げで現場主義でその場の危機を乗り切ろうとするため専ら経済を優先して医療崩壊を招く事態に導く中で国民の生命と健康に重大な影響を及ぼす施策を推進し続け、ブレーキを踏むことができない現在の宰相の甘すぎる見立てが心理アセスメントを行う心理師及び被験者(クライエント)の検査の信頼性にも大きく影を落としている誠に残念な事態を招いていると感じる今日この頃である。何故なら宰相がGO-TOキャンペーンの正当性の根拠としているのは、専門者会議で尾身会長が「旅行をしたからといって感染するという根拠はない」旨の発言を金科玉条の根拠としているからである。しかしながら旧帝国大学系列の大学教官の方が、客観的な調査を踏まえた研究を行った結果、尾身会長の発言が全くエビデンスが欠落していることを論証していることを踏まえると、ただ単に宰相の政策を推し進める根拠は、絵空事であることは明白であり、国民の生命と健康を窮地に陥れる引き金であり、決定的な要因となっていることは明白である。




感染予防措置を取ることはクライエントの生命と健康の保護のためには当然の営みである。しかし一番肝心なことは、自殺者が増えることを建前的な根拠に祀り上げて経済政策を優先し、医療崩壊に加え、感染予防措置を常に取り続けなければ生命体を維持できない事態に追い込んでいる誤った経済政策自体をストップさせることではないかと考えるのである。

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