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紀平梨花 グランプリファイナル

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 紀平梨花選手がカナダで行われたグランプリファイナルショートプログラムで、今季世界最高得点をマーク、その後もフリーで1位となり初出場で優勝を果たした。


ピョンチャン五輪フィギュア女子シングルフリーのチャンピオン、ロシアのアリーナ・ザギトワ選手を敗る日本人選手が現れた。夢にまでみた浅田真央選手の再来。紀平梨花選手は、ジュニア時代から三回転半アクセルを飛ぶ選手として、注目していたが、昨年末の全日本フィギュアでは、宮原・坂本選手に続き3位に入賞、実力の片鱗を見せた。15歳まで数か月足りず、五輪出場を逃したのは、あの浅田真央選手を想起させる存在だった。

 シニアデビューとなった今季は、広島で開催されたNHK杯でショート5位から逆転優勝を遂げ、表彰台の一番高い所に登っていた。確かフリーの日は、紅葉を見に高速で相模湖から山中湖、富士山レーダードームを横目に河口湖駅に向かった。その帰り道、高速のSAで立ち寄った店で紀平選手が一番真ん中に立っていた映像を見ていた方々が一斉にどよめいた。グルノーブルで開催されたフランス大会でも、ショート2位から逆転優勝を果たし、グランプリファイナルに進んだ。

 カナダ・バンクーバーで開催されたグランプリファイナルでは、ロシアのザギトワ選手と一騎打ちとなったが、ショートプログラムで今季世界最高得点をマーク、さらにフリーでは、150.61点、合計得点で233.12点でザギトワ選手を抑え優勝した。ファイナルのショートは、トリプルアクセルに成功、これまでNHK杯、フランス杯と失敗していたショートプログラムのミスも最低限にし、しなやかさと美しさを備えたほぼ完璧な演技を魅せた。フリーでは、最初のトリプルアクセルは失敗し、ダウングレードとなったが、2本目のアクセルで巻き返し、トリプルアクセル、トリプルトーループの連続ジャンプを成功させ、一本目の失敗がもたらした緊張の中、一気に逆転の演技構成に自らを導いた。

 試合後のインタビューでは、現在の出来は、80パーセント。何故なら現時点で4種類の4回転ジャンプを跳ぶロシアのトルソワ選手がライバルとして出場することが予想される北京冬季五輪では、4回転ジャンプを予定しているからだと答えた。

 紀平選手は、幼稚園の頃から逆立ちで歩いたり、8段9段の跳び箱を飛んだりするなど、身体能力は類まれなものがあったと言われる。高校も練習時間を確保するために通信制高校を選んだ。そして、自分の弁当は自分で作るなど食生活も自ら管理した結果、体脂肪率は、6パーセント台となった。

 日本のフィギュアスケート界では、グランプリファイナルでトリプルアクセルを跳び、初優勝を遂げた、浅田真央選手の再来である。浅田真央選手がバンクーバー五輪銀メダル、ソチ五輪の伝説のフリープログラムと悩み苦しみ抜き引退された悲しみが、今や新たな希望となって蘇ってきた。宮原、坂本選手らとともに、トリノ五輪の荒川静香選手に続く日本女子フィギアの悲願に向けて今後の活躍を切望している今日この頃である。

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