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支援感情の双方向性 [心理]

CLを受け持つ方からの真剣な質問に対して、背筋が伸びる思いで対応する気持ちにかられる。

武道の礼儀作法

武道の礼儀作法

  • 作者: 野中 日文
  • 出版社/メーカー: 合気ニュース
  • 発売日: 1998/05
  • メディア: 単行本
なぜか好かれる人の「ちょうど良い礼儀」

なぜか好かれる人の「ちょうど良い礼儀」

  • 作者: 山﨑 武也
  • 出版社/メーカー: 日本実業出版社
  • 発売日: 2017/09/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
Counselingの場面で、訪問する場所によっては、真面目で意欲あふれる方がおられる。予約簿の合間を縫って訪問しようとした時、初見であるにも関わらず、行動観察に行く途中で、積極的に声をかけ、対象CLを特定して下さったり、その後も、最近のCLの状況を報告下さり、主訴を絞り込んでいく配慮を怠らない。時に、休憩の時にも声をかけて下さり、Counselorからアセスメントの視点を真剣に学ぼうとする姿勢に頭が下がる思いである。保護者面接の時にも、途中から同席し、日常の様子を報告下さりシェアしやすい環境を生み出す等、CLの主訴の解決の促進に限られた訪問日の中で尽力しようとする姿勢が顕著に表れる。帰り時間の際には、ご質問への対応は簡潔明瞭にさせて戴くことがあるが、担当する児童生徒への一人ひとりに対する思いが溢れていることを実感する熱意を感じる。そのような方には、こちらも集中力を増して対応する姿勢で背筋を伸ばし真摯に対応させていただく動きをしているように思う。

【追記】

   訪問する組織や地域差もあると思うが、こちらから声をかけないと、重大な問題が顕在化してこない若年中堅者の方々もおられる。翻って考えてみると、担当する児童生徒や保護者様にいかに真剣に向き合っているかが顕著に顕れてくるように思う。時代は、問題を未然に防止する一次予防に向かっている。小さな子どもに声をかける時のように当方から声をかけないと重大な事実が顕在化してこない専ら慈愛願望心が中心の若年者及び中堅者の方々の動きは、支援におけるコミュニケーションの双方向性が生まれてこない。訪問する場所にもよるが、上記の慈愛溢れる真摯な姿勢を示す方々の動きと対比して、実は、児童生徒の更なる成長を妨げる不作為の対応となっていないか等、様々な場面を対比して振り返る今日この頃である。

   ソーシャルスキルトレーニングの教育主体が、出退勤時も挨拶ができない特別支援担当も存在するとスクール全体の学習支援効果にも影響してくる。そのような指導者が児童に指導できる訳がない。非言語のコミュニケーションも含めて児童に伝達することが難しく、指導したはずの児童がいじめの主体となり訴えの対象となることが繰り返されることがある。省みると諸手続の手順の見通しが浅く御経験の浅い指導者本人にコミュニケーション不全に関わる遺伝子レベルでの重篤な社会性の障害を抱える発達特性が隠れていることが少なくない。管理職より厳重な注意を受ける重過失が繰り返される状況を省るとそのように解さざるを得ない。このような立場の人が特別支援教育コーディネータを任されると本来全体の蝶番の役割を果たすことが著しく困難なため問題が蓄積され、緊急時の対応が難しく、周囲に皺寄せをもたらすことになる。

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