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counselorが本当に集中すべき瞬間 [学び]

counselorが本当に集中すべき瞬間は、実は限られているとも言える。

カウンセラー 完全版 (角川文庫)

カウンセラー 完全版 (角川文庫)

  • 作者: 松岡 圭祐
  • 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
  • 発売日: 2008/07/25
  • メディア: 文庫


勤務counselorの勤務時間は労働契約により定められており、明確な規定がある。しかし、業務時間外に活動を求められることもある。その折、平素、勤務時間内に滞りなく仕事の依頼があり、偶然、業務時間外に対応を求められる時、通常、時間を調整しながら対応することはある。しかしながら、平素、緊急時の依頼が多く、業務時間外に、仕事とは違う付き合いを求める職場もある。時折の他勤務の日に予約の確認や緊急対応の助言等は、求められることはあるが、しかし、勤務外の人付き合いの機会に参加しなければ、勤務日の活動が円滑化しないということは、一部の誤った思い込みである。SCの活用が適切に行われているスクールは、心理面接中心のスケジュールが緻密に配慮されていて、限られた時間をテンポ良く集中して活動することができるので、要支援者の現時点での主訴を速い展開で解決することができる。保護者面接を終えた後、早ければ、次回訪問日には、本人面接ができることはしばしあり大変有り難く思っている。

 他方で、自分の机にまで来てくれないと、情報を開示しない慈愛願望欲求が強い方々もおられ、声を積極的にかけていかないと、情報が開示されないため、いじめや不登校等の実態が周囲にわからず、何時まで経っても状況は改善しないというケースも不幸にしてある。

 通常、労働契約では、勤務時間が限られていて、Counselorと言えど、その契約を誠実に履行する信義則上の義務を負っている。しかしながら、一部の方々は、時間通りに集中して帰ることを良しとしない方もおられるようである。特に、時間外の関わりを求める潜在的な欲求を人として健康に表現することが難しいため、時間外の会合に参加せず、帰宅するCounselorに対して、時に匿名で通報する人もおられる。しかし、それは本末転倒で、勤務時間に心理面接のスケジュールを組み、コンサルテーションを受ける場面を積極的に作る姿勢がその訪問Counselorの制度に適う思考法である。専門職と関わりたい意思があるのであれば、積極的にアポイントをとり、自らの困りごとを開示して、解決のための助言を得たり、自己成長のヒントを得る中で、一刻も早く改善する姿勢が必要である。

 しかしながら、この時期になると、日頃の不全感が露呈して、思い通りにならないストレスを抱え、訪問Counselorの勤務時間に合わせて開示することができずに、時間外の関係性を求める姿勢は、言語道断である。ましてやその潜在的なニードを匿名で通報する行為は、真剣に職務に集中しているCounselorの信用を貶める行為であり、断じて容認することはできない。Counselorは、対象のクライエントの主訴解決や自己成長に向け、限られたセッションの中で、一瞬の表情観察の中での声かけや、臨床心理コミュニケーションを通じてクライエントの解決に至るプロセスを創造する工夫を常にしているのであり、勤務時間が過ぎれば、今ここへの瞬間への集中に費やした精神疲労を回復させ、翌日のクライエントへの対応に思いを巡らせ深い眠りにつくことも多いのである。

 一度しか会ったことのないクライエントが、一回の心理面接の御蔭で、登校を回復し、他機関にもつながった。その方が、当時のCounselorのイメージを否定的に語ることがある。否定的なイメージは、他ならぬ自分自身の否定的イメージが投影された色彩が強く、攻撃性として転嫁してくる性質のわるい特性を有する。先の匿名の通報者のように、自分を気持ちをアサーティブに表現することが難しい時、ネガティブコミュニケーションが発信され、それを受信した一部の契約者の相手方が、動揺する時、改めて、評価の対象となったCounselorの姿勢や態度は、労働契約に基づく、勤務時間内の行為だったか、それとも、勤務時間外の妄想かを想起すべきである。


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