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関係性にまつわる言語との不一致 [学び]

例年、年度末から新年度が始まり、色々な方から挨拶を受け、連絡先を戴いたりする機会がある。

スピリチュアル・コミュニケーション: 医療者のための5つの準備・7つの心得・8つのポイント

スピリチュアル・コミュニケーション: 医療者のための5つの準備・7つの心得・8つのポイント

  • 作者: 岡本 拓也
  • 出版社/メーカー: 医学書院
  • 発売日: 2016/02/18
  • メディア: 単行本

  顔見知りの方から見知らぬ方まで、外出をすれば、声をかけて下さる機会がある。時に、連絡先を戴いたりするが、中には、どういう意図で関係を持とうとされているのか不明確な方もおられる。人間には建前と本音があって、社会関係の中でのあいさつは、ある意味では、心理的な防衛の顕れのケースもある。その昔、連絡先を渡された時には、特に必要がない限り、そのまま放置していたが、最近は、あえて連絡を入れてみることにしている場合もある。勿論、着信に気付き返信がある方もおられるが、他方で全く返信すらないケースもある。それでは、何のために連絡先を渡したのであろうと省みる。ご自分の存在を示すための自己顕示の表れなのか、実のところはわからない。

 有り難い時は、緊急時や悪天候時に、緊急連絡を入れて下さる方である。CLとの繫がりを保つために尽力してくださる方もおられる。社会関係の中での体裁を維持するためにではなく、純粋に、他者のために連絡を下さる方は本当に大切にしなければならない。

  他方で、恒例の飲み会を招集、参加することでようやく関係を保とうとする方もおられる。しかしながら、プライバシーを保持する職業的な関係に個人的な関係を持ちこむべきではない。

   宜しくお願いしますと連絡先を伝える背後には、心的防衛機制=自己防衛心が隠れている。sv契約の営業という方もおられるが、何年もの面接記録を引き上げられた形跡を顧みるとそれほど臨床力を携えておられるわけでもない。時に、真実ではない関係を、その後の関係性を保とうとする行動の中から、即座に見抜く必要がある場合もある。初対面で面接や心理検査に関する質問をしてくる心理士の方は論外であるが、携帯の登録には、限りがあるため意図があいまいな方は登録から外さざるを得ないことを御許し戴けると幸いである。

  【追記】その後別件で公的機関にとある要件で事実確認のため連絡を入れる機会があった。先方の担当者が不在のため、当方連絡先をつたえ、組織内で連携をとった。概ねそれで事実確認ができたが、その後、自身の不在時にN氏から連絡があったことを相談員を通じて聞いた。その伝えられた電話番号は、宛先がありませんとコールされる番号だった。相談員の耳は確かであることは明白である。そこで省みた所、伝えた担当者の発音が不明瞭であることに気付いた。それは、そもそもその発信源の上位機関から仲介した方と同一であったことが判明した。その方は、対象者の指名を聞き間違え又は、発音を間違えて伝えたために、他の者を指定したと組織から誤解されたと判明した。即ち本事例は、当該担当者を通じた、虚言であることがほぼ確実となった。当初、本人確認のため連絡をしてきた担当者の方が、その過程で情報を聴き誤り、伝えてしまったミスに気付いたのだろう。後日本人の保護者と面接をする機会があったが、当初、組織に入れたら連絡は、全く事実の根拠がないことが判明した。N氏は、今更ながらご自分が発した虚偽の事実を確認することができないことに気付かれたのであろう。相談員を通じて告げられた電話番号は、正確な番号と2つ違いであり、元々、通じることがない番号であったことが判明した。正しい番号に連絡をすると、受付の方から「N氏は会議中ですとだけ回答があり、その後返信がなかった。このような経緯は、CL関係者のサポートにはならず、虚言により組織が踊らされている状況と解された。事実確認とはいえ、虚言を用いて、組織の業務を妨げる行為は、偽計業務妨害の構成要件に該当し、公益通報事由になると評価せざるを得ない。

http://www.mhlw.go.jp/shinsei_boshu/kouekitsuhousha/

 それにしても現在の業務を続けて20数年が経過するが、この10年前以降ごろから何年経過しても、事実確認一つでも難しい組織は珍しいのではないかと思う。いかに扱う件数が多いとはいえ、内部の連携が保たれておらず、CLの権利保護を業務内容とする国家資格者が問い合わせても迅速で正確な回答が返ってこない実は重大な問題と改めて痛感している。多忙を理由として必要な連携を怠っているとしか思えない現実がある。


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