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U18野球ワールドカップーアメリカ戦

 U18野球ワールドカップ第27回大会は、今初めて日本で開催されている。夏の甲子園大会以来、全日本代表として高校生代表が集結した第2戦はアメリカ戦。先発投手佐藤世那【仙台育英】とギャレットの投手戦の中で、当初、強打者の平沢(仙台育英)、清宮(早実)を含め、相手投手ギャレットに悉く抑え込まれていた。しかし、5回裏、津田(浦和学院)がライト前適時打で、日本が待望の1点を先制した。

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http://www.asahi.com/koshien/U18/

http://live.sportsnavi.yahoo.co.jp/live/baseball/japan/2015082901/

 第1戦のブラジル戦は、14対0のコールドゲームと一方的展開で、U18全日本が勝利したが、第2戦のアメリカ戦はそうはいかなかった。アメリカは、前回、前々回と、同大会で優勝し、日本は、松井【現楽天】、藤波【現阪神】を擁しても決勝で敗れ準優勝に甘んじていた。この度の第2戦の初回から2回までは、相手投手ギャレットは、ストレート中心に攻めていたが、3回以降は、縦に大きく落ちる変化球を交えてきた。日本は、3番平沢【仙台】4番清宮【早実】含め、三振でアウトカウントが続き、5回表で、1アウト満塁のピンチを迎えたが、セカンドゴロダブルプレーの固い守りで失点を逃れた。

 5回裏、日本の先頭打者伊藤【中京大中京】が、ライト前ヒットで出塁し、セカンド進塁後、浦学・キャプテンでもある津田がライト前にタイムリー先制打を浴びせた。待望の一点が、日本に入ると1番オコエ【関東一高】がセカンド内野安打で出塁、その間に2点目が入った。その後、オコエが大きくリードしてしまい、2塁3塁間に挟まれたが、直後、アメリカ三塁手の悪送球を2塁主がハンブル。その間、オコエは、俊足を飛ばしホームした。難しいクロスプレーだったが、相手のキャッチャーをすり抜けてベースにタッチし3点目を奪った。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150829-00010023-fullcount-base

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150829-00010026-fullcount-base

 アメリカは、一番手投手のギャレットがマウンドを降り、2人目が登板。その後も仙台育英のエース佐藤世那が、出塁されながらも、得意のフォークを交えた見事な投球で、9回まで5安打無失点に抑え3対0と完封した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150829-00000124-spnannex-base

 U18日本代表の多くは、甲子園予選から休みなく甲子園まで戦い続けてきた。数日前、大学日本代表と2試合戦い、4対1【対近大戦】、9対2【対大学代表】と苦戦した。それに対し、アメリカは、6月頃から、台湾を相手に本番さながらの練習試合をスタートする等、野球大国として並々ならぬ意気込みで準備している。メジャーリーグで一位指名されるレベルの投手もいると聞いている。その強い相手と苦戦はしたが、対等以上に戦った日本の実力は確かに強いと感じた。

 固い守備と、堅実な走塁、そして、相手投手の動揺を誘い、フォアボールを選び、2アウトからでもあきらめずに出塁する姿勢は、野球大国アメリカにも通用すると思われた。他方で、一番手投手ギャレット、2番手のバットラーに対しても、大きく落ちてストライクから明らかにボールになる球にタイミングが合わず、空振りする場面が目だった。5回、清宮が、一番手ギャレットからホームラン性のファールを打ったが、その後は、ピッチャーの切れのあるボールに太刀打ちできなかった。この経験が、9月6日の甲子園での決勝戦に向けて、大切な経験になる。

 是非とも、将来の日本の野球を担う全日本代表として、悲願のチャンピオンフラッグを勝ちとってきてほしい。

http://live.sportsnavi.yahoo.co.jp/special/baseball/japan/player/18u


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