SSブログ

児童生徒との信頼関係 [追記] [心理]

過日、訪れた学校で、児童生徒が挨拶をしてくれた。

子どものこころの医学

子どものこころの医学

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 金芳堂
  • 発売日: 2014/07
  • メディア: 単行本

 夏季休暇中、学校を訪問したら良く知る児童生徒に偶然出会い、挨拶をして下さった。省みると待ってくれていたのかもしれないとも思った。偶然でもあり、必然かもしれない。率直にうれしかった。「来てくれているのか」と心の中で叫んだ。

 当初登校が難しいと思う児童生徒も、保護者とともに、適切にラポールが形成されれば、次第に信頼は強化されていくと実感した。目に見えない世界だが、児童生徒も思ってくださっている。そんな信頼を大切にしたいと思った。信頼とは心のつながりでもある。

過日、文科省の昨年度の速報値で、全国での不登校が増えたと報道があった。が、自身が関係する地域のように7年連続で生徒の不登校が低下している地域もあるし、組織的に粘り強く取り組んでいれば、必ず、学校に戻ってきて下さると確信している。関わりの当初を振り返ると、確かにケースによっては、スムーズな結果が出にくい時もあるが、あきらめず取り組んでいけば、必ず、良好な変化が現れてくる。信頼関係形成のプロセスは、セオリーに添って、カウンセリングサポートを行い、組織的な支援につなぐことで、導き出された結果だと思う。

「速報値」の数字に絶対に負けてはいけません。

[追記]昨年度 いじめ防止対策推進法が施行された後、全国の学校、教委から、主にいじめ対策の施策が盛り込まれた。SCは、いじめ防止対策会議のメンバーになったり、全員面接を実施したりした結果、一定の成果が得られている実感がある。しかしながら、児童生徒の主訴は、いじめだけではなく、いじめ対策の過程でも、常に、不登校傾向や発達障害の児童生徒、虐待の疑いがある児童生徒、家族背景等、実態調査を行い、アセスメントにつなげていくことが適切である。

不登校傾向のみられる児童生徒の現状では、特にネットやスマホ依存の児童生徒が顕著にみられる。コミュニケーションの術を知らず、会話が要らず、自分の傷づかない媒体に、問題回避し、過度な依存をもたらす。ドーパミンやセロトニン等の神経伝達物質が出てくるため、快感感覚と心が分かちがたくなり、過度な依存症状から脱せなくなるのである。それは、今日、麻薬や覚せい剤と同様、危険物質と認定されている合法(危険)ドラッグと同様の作用を発揮するのである。児童生徒の生活習慣の乱れから、不登校傾向が顕れてくるが、その背後には、様々ないきさつがある。SC、教職員は、児童生徒の表情、身体動作、仕草から児童生徒の心の状態を捉え、保護者と連携して、生活状況を聴きだし、できるだけ早い段階で、SCの面接につなげることが肝要に思います。

SCはじめ、専門的相談に至った児童生徒は、不登校状態が改善しているというデータが地元教委が主催する研修で、配布されました。早めに面接につなげて戴くと有難いと切に思います。


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント

トラックバック 0