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自傷行為への重大さの認識 [心理]

自傷行為の重さに対する認識が甘すぎる印象を受ける時、怒りを覚える。

自傷行為治療ガイド

自傷行為治療ガイド

  • 作者: B.W.ウォルシュ
  • 出版社/メーカー: 金剛出版
  • 発売日: 2007/03/15
  • メディア: 単行本

また身近な相談員の一人が、児童・生徒に関係することで伝えた重要な事実をうっかり取り違えていることが多い時、困惑する。自傷行為は、時とすれば、死に至るおそれをはらんでいる。CLのやむにやまれぬ行動症状だが、一刻も早く、症状への探知を行う必要がある。重篤さや緊急性の程度もあるが、情緒的支援者の欠如、いじめや虐待を背景とする場合があり、時に一刻を争う場合が隠れている。訪問日が限られている場面では、周囲の協力が欠かせないのも事実である。特に、担任が児童・生徒から状況を聴いた際に、責任時間ぎりぎりになり、依頼をしてくる場合があるが、児童・生徒の安全を考えると、できるだけ早めに依頼することが必要だろう。限られた時間の中で心理面接を行った後、その後のフォローをする必要があるからである。その折、時間に余裕があるにも関わらずぎりぎりの時間を設定するケースが時折みられるが自傷に対する認識の甘さを感じる。SCが真剣に外部連絡を入れても、時間のなさを理由に児童・生徒への対応を十分に行っていない時危険を感じる。子供たちのいのちを守るために、関係者は、自傷行為の怖さと背後の暴力等を心から自覚する必要がある。[追記] Coは、CLの自我状態を捉え、希死念慮を緩和し、自傷行動を止める方向に導く。他方、危急時対応について事情を知っている周囲が事実と異なる認識を示すことがある。防衛機制の働きでもあるが、「自己不一致」の状態である。自己不一致は、子供の目には不信感に映る。相談員同士でも力の差が歴然としている場合や、誇大自己が現れたり、周囲の価値下げをする時、事実の誤認識(=否認)が生まれ、見立てが崩れた発言は、混乱を招く。SCは、学校長の指揮のもと、SV機能を発揮し、児童・生徒のため、本筋に戻す役割を担う必要がある。


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