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親イメージがもたらす影響 [心理]

夫婦間のカウンセリングを行っていると、そのトラブルとなる行動の背後には、幼少期の体験が隠れている。

 
子どものトラウマ (講談社現代新書)

子どものトラウマ (講談社現代新書)

  • 作者: 西澤 哲
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1997/10
  • メディア: 新書

そして学童期、思春期の間に、いじめを受け、親や人間に対するイメージが揺らいでいることも多い。夫婦間の問題に関するCLの主訴を聴いていくと、幼少期から続く体験により、安定した親のイメージが保てず、そして、学童期や思春期のいじめの体験により、人間に対するイメージが持てないでいる場合が多くある。CLの不安定なイメージは、特に夫、又は妻の行動に影響を与えるが、特に、分かっているがやめられない行動症状の背後には、学童期、思春期に体験した不安や怒り、怖さの感情が隠れている。          CLのチェックリストを拝見すると、概ねPTSSの点数が高いことに気づく。その値の高さが、STAI(状態・特性不安)やSDS(抑うつ)の得点を挙げ、日常生活での不安やイライラを高める関係にあることが分かる。問題は、カウンセリング過程で、PTSSの得点がどのように低下していくかということであるが、予防の観点からは、いかにして、思春期や学童期の子供の心を守るかということにもあると思う。


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