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精神疾患を有する保護者への心理サポート [心理]

SCで児童・生徒のみならず、保護者への心理サポートを求められる時がある。

ロールシャッハ・テスト―その実施・解釈・臨床例ロールシャッハ・テスト―その実施・解釈・臨床例

  • 作者: 小野 和雄
  • 出版社/メーカー: 川島書店
  • 発売日: 1991/03
  • メディア: 単行本

児童・生徒の要支援状態は、保護者の状態にも起因する。例えば、保護者が、精神疾患をはじめ、心理面において、要支援状態にあれば、SCは心理サポートをすることで、児童・生徒への後方支援になることもあり、保護者支援を求められる時がある。しかしながら、Scを取り巻く環境が、例えば、面接場所や面接時間、そして不在時の連絡体制において、児童・生徒を取り巻く環境の支援に向け、全学をあげ協力する土壌、雰囲気があると、精神疾患を抱いた保護者まで支援の範囲を広げることが比較的可能になる。また、相談室を守るスタッフが、抑うつ症状を有する児童・生徒の前で、手をこまねき連携せず時を過ごす環境では、結局、SCがその日の活動の優先順位を決め、児童生徒を軸に介入せざるを得ず、保護者支援は副次的となる。その意味で、周囲のサポートなくしては、SCを円滑に機能することは難しい。反対に、児童・生徒の後方支援のため要支援とする保護者への支援を旨とするならば、全学を上げSC体制を支援する体制があると有難い。長の指示で子育て支援を呼びかけた場合、尚更であり、この理は、大学、高等学校等の相談機関でも同様である。


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