共感と繰り返しについて

　カウンセラーの審査で、共感の項目を確認していくと、繰り返しが効果的な繰り返しになっているかに行きつくことが多くある。声のトーン、語調、ｽﾋﾟｰﾄﾞなど重要な部分について合わせようとしていないことが明かである場合、要件を満たしたと言われても、首肯しがたいものがある。ＣＬのイメージを共有し、相手の気持ちと近似した気持を聴き手の中にも起こすことは、最低限の要素であるからである。ここの部分がピントが外れていると、共感の要素がうまくいかなくなる大きな要因になると解される。この部分ができているか否かということは、教える側にもあることに加え、この部分が欠落した統計は、砂上の楼閣を生み出すことを付言する。