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浅田真央・グランプリファイナル [健康]

 フィギィアスケート女子グランプリシリーズNHK杯が長野で行われ、ショートプログラム1位の浅田真央がフリー演技で自己ベストを更新、村主、昨年NHK杯1位の中野をおさえトップに立ち、ファイナル進出が決まった。ショートプログラムで浅田自身も少し危ないと感じたフリー演技を見せた浅田の最大のポイントは、演技開始直後、難度の高いステップをしながらの三回転半・トリプルアクセル。それを辛うじて成功させたことで、グランプリファイナルへの切符を手にした。 
 ステップしながらスタートするトリプルアクセルは、失敗の確率も高く、失敗すれば、前回3位の浅田は、NHK杯1位で、ファイナルに進出することが難しかっただろう。それを思うと、なぜこれほど危険な賭けに挑戦するのか。ただ、浅田真央が本大会で難易度の高いトリプルアクセルに成功したことで、安藤の復活とともに、4年後のバンクーバーに明るい未来を開いた。
 今回浅田真央が獲得した199.52点は、自己ベストを更新したことはもとより、同種目で過去最高だったスルツカヤの198点を抜き史上最高得点となった。それに加え今回のNHK杯(女子)は、1位浅田、2位 村主、3位中野と日本人が表彰台を独占した。
 村主は、ジャンプを一度だけミスしたが、高速スピンの切れ味もよく気迫がこもる円熟したフリー演技。個人的に、中野も応援していたが、昨年のNHK杯優勝や、本人曰く史上初の日本の表彰台独占というプレッシャーからか・・・『効力期待』から『結果期待』に重点がうつり、いくつかのジャンプがすっぽ抜けた。ショートプラグラムのスピン同様、いつもの中野なら決して起こらない結果となった。実力を十分に出せなかった背景には気持ちのコントロールの問題が大きかったと思う。
 グランプリファイナルへは、浅田、安藤、村主の3選手が進出することとなった。最大のライバルは、昨年、浅田がジュニア選手権で敗れた韓国のKヨナ。これまで魅せた彼女の完璧に近い精度の滑りを超えるには、日本の3選手がノーミスに近い演技で実力が発揮できることが必要だと思う。ただ、この3人ならきっと、魅せてくれる。そして、今回ファイナルには行けなかった中野も、全日本選手権で復活してくるだろう。思えば、なんと層の厚い日本女子フィギィア勢なのだろう。4年後のバンクーバーを見すえ、トリノで魅せた荒川を超える技で、それぞれの力を信じ、『効力期待』を実現して欲しい。

 
 
 


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