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パーソナリティ変化の要素について [心理]

 近頃は、様々な研究が臨床に生かされ、カウンセリング技法にも生かされるようになった。
 しかし、いかなる研究の末、導き出された技法を展開しているとしても、クライエントはもとより、カウンセラーが、自分の感覚とは離れたところで技法展開し、違和感を感じている場合、クライエントの自己成長に導く人格変容は困難である。それは、過日面接のデモンストレーションで、大学教官が伝えた『純粋性』というパーソナリティ変化の最も大切な要素から離れてしまうからだ。
 カウンセリング、心理臨床の上で研究は大切だが、研究とクライエントの『心の流れ』とは、本来的に異なる。その手がかりは、技法の展開過程で感じた『違和感』である。両者がそこに気づき、本来の道筋に戻すことがクライエントの信頼を得る道となる。今後は、カウンセリングの技法開発にパーソナリティ変化の要因としての『純粋性(Genuineness)』が大切になってくるだろう。


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